脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

仕事観

これは私の仕事ではないを貫き通しても、何もできない人になるとは限らない

今回のエントリは、タイトルをあえて元記事の反対にさせていただいた。というのも、元記事の内容では「これは私の仕事ではないを貫き通すと、何もできない人になる」という論証として、不十分だからだ。

新入社員に対する「敬意」を忘れるな

4月も気づけばもうすぐ終わる。4月1日に入社してきた新卒社員は、多くの会社ではまだ研修の段階にあるのではないかと思うが、もしかしたら既に彼らと何らかの関わりがあったという人もいるかもしれない。実際に新卒の社員が配属されるのがいつのなるのかは会…

「これは私の仕事ではない」が強く言えない日本の職場

海外に比べて、日本の職場では「仕事の責任範囲」が非常に曖昧である。誰がどこまで自分の判断で行動してよいかについて、明確なルールが存在している職場はほとんどなく、自分の責任範囲だと思って行動したら「何勝手に決めているんだ」と怒られ、一方で自…

Re:仕事を通じて成長しなくても許されるのは貴族まで

前回のエントリ(仕事を通じて成長なんてしなくていい)を、小飼弾さんに取り上げていただいた。

仕事を通じて成長なんてしなくていい

僕はそもそも成長なんて無理にしなくていいと思っているのだけど、仮に成長する必要があったとしても、それを仕事内で行う必然性はないと思っている。成長と仕事が必ずセットで語られるのは正直ちょっと変だ。これらがセットでなければいけない論理的必然性…

「社会人の常識」は自衛隊で学べるらしい

度々「社会人の常識」という言葉を使う人がいるが、はっきり言ってこれが何を指しているのか僕にはさっぱりわからない。どうやらこの記事を読む限りでは、「社会人の常識」とやらは自衛隊に体験入隊すると身に付けることができるらしい。

「経営者目線を持て」の真の意味は「みんな俺と同じように考えろ」

この前、「経営者目線」について知人と話をしていて、「面白いなぁ」と思ったことがあったので紹介したい。

今日から会社員になった人たちへ:会社との「距離感」を意識しよう

入社式で、偉い人から「社会人としての責任を」とか、「もう学生とは違う」とか、そういうご高説をたくさん賜ったことだろうと思うが、こういったご高説はエイプリルフールの冗談か何かだと思って、さっさと忘れてしまうことをおすすめしたい。それよりも、…

日本で働いている外国人に日本の労働観について聞いてみた

先日参加した会社の飲み会で、オーストラリア出身の方と話す機会があったので、ちょっとこの問題について聞いてみることにした。予想通りの答えなのだけど、直接聞くと「あぁ、やっぱりそうだよねぇ」と思わずにはいられない。以下に、一問一答形式で話した…

朝型の人と夜型の人は一緒に働けるのか

結局、朝型と夜型の人が一緒に働こうと思うのであれば、何より必要なものは、お互いの配慮ということになる。

風紀は規則があるから乱れる

僕は、一貫して夜型である。朝起きるのはとても辛い。特に、冬場はものすごく辛い。大学生の時は、そういった事情で一限の講義に出るのは不可能だった。今でも、午前中はあまり意識がはっきりしない。

消極的な夢の叶え方

「将来の夢」を小学生あたりに書けと言うと、基本的には「◯◯になりたい」という形での答えが返ってくると思う。別に小学生に限らず、大学生やあるいは大人であっても、将来の夢や目標について語る時は、基本的には「◯◯になりたい」「◯◯をやりたい」といった…

職業選択マトリクス

今日は、このBCGマトリクスを、職業選択に引き直したものを考えてみたのでちょっと紹介したい。題して、「職業選択マトリクス」である。といっても、これも大した話ではない。可処分所得と可処分時間の関係について、一般的によく言われていることを図にした…

がむしゃらに取り組むことで得るものがあるのは、別に仕事だけではない

僕は「若いうちはとにかく仕事。プライベートなんていらん」という暴論を押し付けてくる人が心から嫌いだが、この人たちが論拠にしている「仕事にがむしゃらに取り組むことで、能力が向上できる」という主張自体は、別に嘘ではないと思っている。しかし、が…

楽しみながらでも、人は成長できる

今日書きたいのは、「人は、別に苦しまなくても成長できる」という話だ。「成長」を謳うベンチャー企業などは、「仕事は辛いことも多いです。でもその分、大きく成長できます」ということを言ったりする。こういう話を聞いていると、「成長」は苦しんだ先に…

Re:脱社蓄ブログを読んで感じる違和感

このブログではいわゆる「やりがい搾取」については度々書いていて、企業側が賃金ではなく「やりがい」をエサに与えることで、不当に安く労働者を酷使しようとする状況に批判的な立場を取ってきた。

「逃げる」のススメ

僕が今日書きたいと思っているのは現実世界における「にげる」コマンドのことだ。実は、現実の世界にも「にげる」コマンドは存在している。しかし、多くの人がこのコマンドの存在を知らない。そして、現実世界の「にげる」コマンドは、犯罪に手を染めたとか…

ネットの普及とプライベートプロジェクト

プライベートプロジェクトとは、一言で説明すれば「会社以外で何かビジネスをしてお金を稼ぐ手段を確保する」ことである。手段は例えばKDPで本を売る、ブログやWebサービスにアフィリエイト広告を貼る、App Storeでアプリを売るなどなど、いくつか存在する。…

会社法では「社員」=「株主」

今日は、「会社は誰のものか?」という話について書きたいと思う。これは、会社法上は明確に答えが出ていて、会社は「社員」のものである。ただし、この場合の「社員」というのは「従業員」のことではなく、「株主」のことだ。

「働くこと」と「人と交流すること」は別

「働きたくない」という話を友人にしたりすると、「同級生とかはもうみんないい年齢で働いているんだから、無職になっても一緒に遊んだりできなくて暇じゃないか」という意見をもらうことがある。別に、一人で本を読んだり映画を見たり、たまにプログラミン…

若者もワークライフバランスを求めていい

あまりこういうことは言いたくないけど、「若いうち」は体も頭も歳をとってからよりも自由が効くという側面は少なからずあるわけで、この貴重な若いうちの時間を「仕事」に使うべきかは各人の価値観によって決めるべきだ。「若いうち」にガムシャラに仕事を…

「働くこと」と「食べること」

当たり前だが、生きるためには「食べること」が必要不可欠だ。基本的に人間は食事をとらずに生きていくことはできない。そして、自給自足でもしない限り、食べ物を入手するためにはお金が必要で、多くの人はこのお金を労働によって得ている。

会社組織における業務効率化の限界について

会社組織で働く一人の従業員という立場からこの問題を再考すると、自動化や効率化は、必ずしも望ましいものとは言い切れない。経営者から見れば効率化はぜひともやりたいことだと思うが、従業員には、これを推し進めるだけのメリットがない場合も多い。

「転職」はサイコロの振り直し

このブログでは、ドラッカーの言葉をそのまま借りて「最初の就職はくじ引き」ということを何度か書いてきた(どんなに考えても、入社後の「こんなはずじゃなかった」は避けられない等)。今日は最初の就職ではない、二度目以降の就職である「転職」について…

未来人が現代日本の社畜を見たらどんな風に感じるだろうか

歴史の教科書や資料集を読んでいると、現代の価値観ではおよそ理解できないようなことが載っていて不思議な気持ちになることがある。たとえば、平安貴族には入浴の習慣が無かったとか、武士が責任をとるために切腹をしたりとか、時代背景などの説明を聞けば…

充実した休日を過ごせないそもそもの理由

そもそもの問題は、「休日ダラダラ過ごしてしまうこと」というよりは、「休日ダラダラ過ごさざるをえないほど、平日に働かされていること」ではないかと思う。

『「死ぬほど働いた」ことを美化するな』についての補足

「働かされた」ことが「正当化・美化」され、さらには「他人もこうすべき」と変化すると、実際に周囲に対して害を及ぼすようになる。

会社員は「選べない」ことばかり

日本で会社員をすることの「苦しさ」は、どこから来ているのだろう、ということをぼんやりと考えていた。原因はもちろん複合的だと思うので、これだと1つに定めるようなことはできないのだが、1つ思い当たったのは、会社員は「選べない」ことばかりだ、と…

会社員が考えるべき「事業ポートフォリオ」

「事業ポートフォリオ」の考え方は、会社員にも応用できると僕は考えている。会社員に「事業ポートフォリオ」の考え方を応用するためには、まず会社員を一人の経営者とみなすところからはじまる。すなわち、「◯◯株式会社の会社員である山田さん」という人が…

「死ぬほど働いた」ことを美化するな

ベンチャー企業の社員紹介ページなどを見ていると、たまに「死ぬほど働いたエピソード」が載っていて戦慄を覚えることがある。「会社に寝泊まりした」とか、「朝5時にミーティングをした」とか、「30連勤した」とか、こういったことをまるで勲章であるかのよ…