就職活動
大学に入学した直後の1年生のうちから、就職活動の準備に熱心な学生がたまにいる。彼らは、学生団体に所属したり、企業と学生の交流会のようなイベントに参加したりして、講義にも出ずに就職活動の前哨戦にのめり込んでいる。
今はこんなブログを書いているが、白状すると、僕も学生時代に就職支援セミナーなるものに一度だけ参加したことがある(もっとも、自分から行こうと思ったのではなく、友人の強い誘いがあって、完全に興味本位で参加したのだが)。今日は、その時の話につい…
専門学校や、一部の私立大学は、学生を集めるために就職率の高さを全面に出す。専門学校はともかく、大学がこうやって学生集めのために、本来の役割を忘れて就職支援に必死になること自体に僕は大きな疑問があるのだが、今回はそれについては横に置いておく…
昨日10月1日は、内定式が全国の大小様々な企業で行われたことと思う。このブログを読んでいる人の中にも、もしかしたら内定式に参加したという人もいるかもしれない。10月1日は講義の開始日でもある。内定式と講義がバッティングして、自分の取っている講義…
日本の就職活動は、新卒至上主義も相まって、学生・大学・企業と就職情報会社が演じる茶番劇と化してしまっている。今日、紹介する『就活のバカヤロー』(石渡嶺司・大沢仁)は、そんな「大いなる茶番劇」の構造を、取材やデータを元に解き明かした本だ。200…
最近は、企業が自分の会社を「働きやすい会社です」とアピールすることが増えてきている。「働きやすい会社ランキング」のようなものも、毎年就職情報会社各社から発表されており、いわゆる「働きやすさ」を就職や転職の際に重視する人が多くなっているよう…
このブログでは、僕自身が就職活動そのものに疑問を抱いているということもあり、就職活動で内定を得るための具体的なテクニックなどは書かないつもりだ。 とはいっても、このブログを読んでいる人の中には、現に就職活動中であったり、将来的に就職活動をす…
たまに、「大学では、社会に出てから役に立つことなんて何も教えてくれない」という、ものすごく的はずれなことを言う人がいる。こういうことを言う人は、大学の役割を勘違いしている。
希望の企業の内定を獲得したとしても、その先に明るい未来が必ず待っているとは断言しがたい現実がある。むしろ、本当に怖いのはここからなのだ。
インフラ系の企業や大手メーカー、メガバンク等は、しばしば「安定している」という評価を受けることがある。この手の企業は就職活動でも人気だし、こういう企業に勤めている人は、堅実な人生を間違いなく歩めるかのように思われることがある。
「起業をしていたことがある」と言うと、結構意識が高い人だと思われてしまうことが多い。実際、変な学生に絡まれたことも何回かある。重要なことなのでしっかりと言っておくと、僕はものすごく意識が低い。働かないで暮らせたら最高だと思っているし、イノ…
就職活動に失敗して、自殺する若者がここ4年で2.5倍になっているという。これは実に悲しいことだ。就職なんて、些細な問題で人生を終わらせてしまうなんて本当に勿体無い。
就職活動を終えた大学生が、そのまま卒業まで、内定先の企業でアルバイトをするケースがある。はっきり言うが、これほど時間の無駄でおすすめしないものはない。
「ブラック企業」という言葉も、だいぶ有名になってきた。ネット上にはブラック企業に関する言及がたくさんあるし、就職活動の際に、ブラック企業を避けようとする学生も多い。そのための、面接や説明会での見極め方なんかを載せた記事も結構見かける。
意識の高い学生とか、あるいは就職して間もない人とかに多いと思うのだが、やたらと「自己成長」なるあやしげなワードを使う人がいる。
大学受験と違って、就職活動は運の要素がとても大きい。
いささか扇動的なタイトルを付けてしまった。このタイトルが意味するのは、「一度起業した人間は、もうどの会社にも再就職することはできない」ということではない。別に、起業して失敗しても、そのあとどこかの会社に潜り込むことは問題なくできる。
典型的な大学生は、3年生の夏くらいから、少しずつ就活を意識しはじめる。友人がサマーインターンシップに行き始めたり、面接帰りにスーツで大学に来る人間が現れたりして、自分も何かやらないとやばいんじゃないか、と焦りはじめる。秋ごろからは就活団体…