脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

時事ネタ

アフターコロナの社会で「優秀」な人はセルフマネジメントに長けている人

緊急事態宣言を受けて、すっかり家から出ない生活が定着した。仕事はだいぶ前から完全にリモートワークになっているので、日用品の買い物と、運動不足解消のために散歩をする以外の理由では、もうほとんど家の外に出る機会はない。 僕は元からインドア派だっ…

学習院大学卒業生代表による謝辞への違和感

学習院大学国際社会学部の卒業生代表による謝辞が話題になっている。 www.univ.gakushuin.ac.jp 話題になっているのは上のリンクの謝辞①のほうで、一部では「ロックだ」と褒める声も散見される。僕も読んでみたが、正直なところ、かなり違和感を覚えた。少な…

世間が面白くない時は勉強に限る

どうも3月に入ってぐらいから、浮いたニュースがなくて世の中がどんよりしているように感じる。 新型コロナウイルスのせいで多くのイベントが中止・延期になり、ニュースはほとんどその話題で独占されている。コロナの影響は当然経済にも及んでおり、株価は…

「コロナで強制リモートワーク」が日本の会社にもたらしたもの

以下を読んで、これはなかなか面白いことが起こっているなと思った。 togetter.com 新型コロナウイルスの影響で、今までリモートワークを「補助的な」ものに位置づけていた企業が、相次いで「全面的な」リモートワークの導入に踏み切っている。もちろん、リ…

校則がアホらしいということはたぶん教師もわかっている

こちらを読んで。 headlines.yahoo.co.jp 校則によく現れる謎の文言に「〜らしい」とか「〜にふさわしい」というものがある。僕が通っていた公立中学校の生徒手帳にも、「中学生にふさわしい服装」とか「中学生にふさわしい髪型」といった表現が頻出していて…

「叱られ方」を学べという本末転倒な発想

Twitterを見ていたら、NHKの「おはよう日本」でこんな特集をやっていたことを知った。 www.nhk.or.jp 特集では、大正大学で内定を取った4年生向けに行っている研修の内容が紹介されている。この研修で学ぶのは「叱られ方」だ。「叱り方」ではなく「叱られ方…

70歳以上まで「働きたい」のか「働くしかない」のか

今日の日経新聞朝刊の一面に、こんな記事が載っていた。 この調査の詳細については、以下のページで見ることができる。 調査対象は全国の18歳以上の男女で、働き方から政治への意見、夫婦の役割分担に対する考え方まで幅広く質問しており、結果はなかなか興…

成果主義はまだ人類には早すぎる

引き続き、裁量労働制を巡る議論が盛んだ。裁量労働制は、時間給という概念に縛られず、生産性が高い働き方を可能にする「時代に合った新しい働き方だ」と政府は喧伝するが、実態としては残業代カットの手段として運用される例が少なくないということは前回…

裁量労働制になったら、働き方は何も変わらずに残業代だけ減った話

首相が国会で言及した厚労省のデータが不適切だったという問題を皮切りに、いま裁量労働制が話題である。裁量労働制は実際にその適用下で働く労働者も含めて非常に誤解の多い制度であり、問題点も多い。裁量労働制の何が問題なのかという話については、以下…

上限100時間の残業規制でも、ないよりはあったほうがいいと考えるべきなのか?

www.nikkei.com こちらのニュースを見て、思わず考え込んでしまった。最初に言っておくと、僕の中で明確な結論が出ているわけではない。 まず背景を復習しておくと、現行法では36協定さえ結んでしまえば残業時間が青天井に設定できるのだが、これに上限規制…

「ゆるい就職」は、今の日本だと全然ゆるくない。

「ゆるい就職」が話題である。 ゆるい就職:若者が正社員で働くのは「負け」 慶大助教が提案 - 毎日新聞 僕が「ゆるい就職」を許せない理由 - 言いたくないけど、僕が青二才です 僕は元々週休3日制論者なので、世の中全体がゆるい労働へとシフトしていくのは…

僕は今後も当分は東京で消耗していく予定です。

イケダハヤトさんが高知県に移住するらしい。どのような背景から移住を決断したのかそのあたりの事情はよく知らないのだけど、たしかに東京の家賃は高いので気持ちはわからないでもない。 イケダハヤトは高知県に移住します。ブログタイトルを変えました→ : …

教師は率先して「仕事よりプライベートを優先」する姿勢を見せるべき

以下の記事について。 担任、息子の入学式へ…県立高校教諭勤務先を欠席、教育長が異例の注意 (埼玉新聞) - Yahoo!ニュース 実に、気持ち悪いニュースだと思う。気持ち悪いと思った対象は、当然ながら入学式を欠席した先生ではなくて、それを「けしからん」…

「5月から本気出す」ぐらいの気持ちで4月を過ごそう

このエントリを書いているのが3月31日。そして明日は4月1日だ。 4月1日といえば、新年度が始まる日であり人によっては生活が大きく変わる一日でもある。特に、4月から会社に就職するという人にとって、その変化は非常に大きい。例年、4月1日にはそんな「新社…

医学以外の分野で一流になれる才能をもつ人が、なんとなく医学部に入ってしまうという風潮

こんな記事を読んだ。 京大が飛び入学制 16年春から、医学部に高2生 :日本経済新聞 日本の教育は横並びであり、そのせいで才能がある人の成長機会を奪っているという批判はよく見かける。そういう観点で考えると、飛び級や飛び入学の導入自体は好ましいこ…

2ちゃんねる転載禁止騒動を「可処分時間の奪い合い」という視点から考える

2ちゃんねるで「転載禁止」のローカルルールを設定する板が相次いでいることで、いわゆる「2ちゃんまとめサイト」に激震が走っている。 2ちゃんねる「転載禁止」の流れが拡大 大手まとめブログ「痛いニュース」も巻き込まれる : J-CASTニュース 「転載禁止」…

コピー取りやオフィス掃除みたいな「下積み」っていつ役に立つの?

コピー取りとオフィスの掃除を3年し続けても、自分のビジネスができるようにならない。日本社会では「下積み」が必要以上に強調されすぎている。新卒で入社した若者に対する「まずは3年…」という定番の説教にはじまって、とにかく若いうちは修行に徹しろ、と…

半沢直樹と社畜

TBSのテレビドラマ『半沢直樹』を先日、全部見終わった。放送時から話題になっていたことは知っていたのだけど、こういう続き物のドラマを毎週毎週中断されながら見るのはあまり好きではないので、あえて放送が終わるまで待ってTBSオンデマンドで買って全部…

「リーダーを目指さない」という選択肢

年々、管理職になっていない中高年の割合が増加しているという。去年の調査では、50歳以上の非管理職の割合は55%と半数以上になり、この20年で8ポイントぐらい増加したらしい。元記事には最後に専門家(っぽい人)のコメントがついていて、管理職になれない…

子供には自分が「婚外子」になるかどうかなんて選びようがないわけで。

だいぶ長く時間がかかったが、ようやく非嫡出子の相続分を嫡出子の二分の一と規定する民法900条4号ただし書について、最高裁の違憲判断が出た。

「教育上の配慮」をすればするほど、教育の効果はどんどん下がる

松江市教育委員会が市立小中学校に「はだしのゲン」の閲覧制限を課したことが話題になっている。この騒動がきっかけになって「はだしのゲン」の売上は急増、なんでも増刷までかかったようで、最初に「閲覧制限」を言い出した人は今どんな気持ちなんだろうか…

コミュニケーションってそもそも「疲れる」ものだよなぁ、と。

この件に関して思ったのは、LINEの使用有無に限らず、コミュニケーションというのは本来的に「疲れる」ものだ、ということだ。二人以上の人が何かを一緒に行う場合、どうしても参加者はある程度テンションを合わせる必要がある。これには結構なエネルギーが…

学歴の有無と常識の有無

飲食店従業員twitter炎上問題から、なぜか低学歴・高学歴論争のようなものが発生しつつあって、「それ絶対、話がどんどんズレていってるよ」と思いつつも、ちょっと自分自身の整理も兼ねて考えたことを書いておく。

「バカが可視化される時代」とどう向き合うか

ローソン、バーガーキングあたりまでは静観していようと思ったのだけど、次から次へと出てくるので、例の飲食店従業員twitter炎上問題について考えたことを少し書いておこうと思う。ただ、困ったことに「こうすればいい」という結論は出せなかった、というこ…

部下や後輩をうまく「叱る」ことができる人などほとんどいない

会社で上司や先輩から行われる説教が、単なる憂さ晴らしである場合は少なくない。「お前のためを思って言ってるんだ」という言葉を使う人ほど、実際には自分自身のために説教をしている。ミスをした部下を叱責すれば、気分はスッキリするかもしれないが、そ…

「風立ちぬ」感想:仕事に生きるということ

宮崎駿監督最新作の「風立ちぬ」を観てきた。

投票率を上げるためにできること

昨日は、参院選の投票率上昇について、ちょっと啓蒙的なエントリを書いた。今日は、具体的に投票率をアップさせるための施策について少し検討してみたい。

政治がわからなくても、若者世代は選挙に行くべき

参院選が近い。選挙自体の行方も気になるが、僕が最近同じぐらい気になっているのが投票率だ。先日、こんな調査結果が東北大学から発表されていて、話題になった。

ネットの「死ね」は積み上がる

「死ね」という言葉に限らず、ネットの悪意は積み上がっていく。このことを忘れてしまうと、殺すつもりのなかった相手を殺すことにもなりかねない。

ネットで人に「死ね」ということについて

はじめてネット上で「死ね」という言葉を見た時は、実世界で使われた場合と同じぐらいの言葉の重みを感じた。あの頃の言葉に対する感覚を、僕たちは少し思い出してみたほうがいいのかもしれない。