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脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

書評

『聞き出す力』:いい質問ができないのは、そもそも相手に興味がないからかもしれない

特に誰かから何かを聞き出す予定はないのだけど、なぜか先日こんな本を読んだ。 聞き出す力 作者: 吉田豪 出版社/メーカー: 日本文芸社 発売日: 2014/12/19 メディア: 新書 この商品を含むブログ (21件) を見る 著者の吉田豪さんはインタビューのプロで、過…

出版不況の原因は「活字離れ」ではない:『「本が売れない」というけれど』(永江朗)

本郷三丁目駅の近くに、ブックス・ユニという小さな本屋がある。学生時代、たまにこの本屋で雑誌を買って退屈な授業中に読んだりしていたのだけど、今日前を通りかかったら9月30日で閉店という張り紙がしてあった。本を買ったことがある本屋が閉店するいうニ…

『情報の文明学』(梅棹忠夫)の予言は現在も着々と実現されている

アルビン・トフラーが1980年に『第三の波』によって情報化社会の到来を予言する17年前、日本で既に情報化社会の到来を予言していた人がいた。民族学・比較文明学者の梅棹忠夫である。その世界的に見ても歴史的だといえる論文「情報産業論」が、本書『情報の…

読書が好きな人にこそ読んでもらいたい『読んでいない本について堂々と語る方法』

ピエール・バイヤールの『読んでいない本について堂々と語る方法』という本を読んだ。 読んでいない本について堂々と語る方法 作者: ピエール・バイヤール,大浦康介 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2008/11/27 メディア: 単行本 購入: 17人 クリック: 30…

恋愛指南書に見せかけた「人とのつきあい方」の指南書――『仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。』

サイボウズ式でご一緒させていただいている桐谷ヨウさん(旧ファーレンハイトさん。id:fahrenheitize)がいよいよ本を出版された。 仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。 作者: 桐谷ヨウ 出版社/メーカー: ワニブ…

何かをしないと決めることは、何かをすると決めるのと同じ価値がある――『しないことリスト』

編集者の方経由でいただきました、ありがとうございます。 しないことリスト 作者: pha 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2015/12/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (5件) を見る 本書は『ニートの歩き方』でおなじみのphaさんの…

『今すぐ中国人と友達になり、恋人になり、中国で人生を変える本』書評

特に周囲に中国人がいるわけでもなく、中国に旅行に行く予定もないのだけど、本屋で見かけて面白そうだったので買って読んでみた。 今すぐ中国人と友達になり、恋人になり、中国で人生を変える本 (星海社新書) 作者: 井上純一 出版社/メーカー: 講談社 発売…

『星降る夜は社畜を殴れ』:"社畜ライトノベル"の誕生

著者の高橋祐一さんから本をお送りいただきました。ありがとうございます。 星降る夜は社畜を殴れ (角川スニーカー文庫) 作者: 高橋祐一,霜月えいと 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2014/07/31 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見…

『企業家サラリーマン』:四半世紀以上前の脱社畜小説

「社畜」という言葉は、一説によると安土敏氏の造語だと言われている。安土敏氏は大学卒業後住友商事に入社し、後にサミットストアに出向、1981年に経済小説家として作家デビューしている。安土氏のデビュー作『小説スーパーマーケット』は、伊丹十三監督の…

『となりのクレーマー』書評:クレーム対応というエクストリームスポーツ

クレームをつける人の心理が知りたくて以下の本を読んだのだけど、なんだかものすごく面白かったので純粋に「面白かった」という書評を書くことにする。出版は2007年なので5年以上前の本なのだが、今でも十分内容は通用する。 となりのクレーマー―「苦情を言…

思想書をマンガで読んだら意外とよかった

最近は、暖かくなったと思ったらまた急に寒くなったりして、そのせいでうっかり風邪をひいてしまった。風邪をひくと色々と活動が停滞する。頭がボーっとするので、難しいことは考えられない。しかたがないので、布団の中でマンガばかり読んで過ごしていた。 …

『いじめ問題をどう克服するか』書評

昨日に引き続き、いじめに関する本をもう一冊読んだ。 いじめ問題をどう克服するか (岩波新書) 作者: 尾木直樹 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2013/11/21 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る テレビを見る習慣が全然無いので知人に教え…

『いじめの構造―なぜ人が怪物になるのか』

『いじめの構造―なぜ人が怪物になるのか』(内藤朝雄)という本を読んだ。 いじめの構造―なぜ人が怪物になるのか (講談社現代新書) 作者: 内藤朝雄 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2009/03/19 メディア: 新書 購入: 37人 クリック: 550回 この商品を含むブ…

日本の会社でリモートワーク(在宅勤務)が普及しそうにない理由

前回のエントリで、37シグナルズの新刊『強いチームはオフィスを捨てる』を紹介した。この本はとてもよい本なのだが、ではこの本で紹介されているようなリモートワークを中心にした働き方を未来ではみんながするようになるのかというと、それはまた別の問題…

『強いチームはオフィスを捨てる』:満員電車と決別するための一冊

Ruby on RailsやBasecampの開発元であり、このブログでは度々紹介している『小さなチーム、大きな仕事』(原題:Rework)で有名な37シグナルズがまた働き方についての本を出した。原著が出たという話は知っていたのだけど(ちなみに原題は『Remote』)、こん…

「やりがい」というインセンティブ

先日、『ヤバい経済学』という本を読んだ。

『お笑いジェンダー論』:「専業主婦」と「社畜」の密な関係

瀬地山角先生の『お笑いジェンダー論』という本を読んだ。

『ウェブはバカと暇人のもの』:バカと暇人にならないために。

中川淳一郎さんの『ウェブはバカと暇人のもの』 を今更ながら読んだ。

『リーン・スタートアップ』を読んで職業選択について考えた

起業やベンチャーに興味がある方にはお馴染みの『リーン・スタートアップ』を先日読んだ。

『経済成長神話の終わり』を読んで

最近、「成長」についてよく考えている。といっても、僕が最近よく考えている「成長」は、自己啓発的な「成長」のことではなくて、「経済成長」のことだ。

『独立国家のつくりかた』:様々なレイヤーから社会を見る

坂口恭平氏の『独立国家のつくりかた』を読んだ。

「やりがいのある仕事」という幻想

森先生は、現在仕事量は1日1時間で、あとは「模型製作」に没頭しているという。素敵な生き方だと思う。人生は、やりたいことをやればいい。そして、やりたいことは仕事と関係なくてもいい。自分にとっての「模型製作」が何なのか、それを一度じっくりと考え…

『ベンチャーファイナンス実践講義』はかなりの良書だった

「会社を作って、上場させるということはどういうことなのか」をわずか200ページ強で概観できるというのは結構すごいことだ。

『憲法と平和を問いなおす』:民主主義と立憲主義、そして平和主義について

今日は憲法記念日である。色んなブログを眺めていると、憲法に関するエントリもチラホラ見受けられる。twitterで盛んに憲法改正だ、いやいや護憲だと戦っておられる人たちもいるようだ。

今更ながら『拝金』を読んだ

ホリエモンこと堀江貴文氏による小説。彼が収監される前に発売されたもので、出版はもう3年ぐらい前である。最近になって文庫化された。旬は過ぎてしまったように思えるのだけど、この前読んだらとても面白かったので一応紹介しておきたい。

『ノマドと社畜』:ノマド論の白眉

メイロマ(@May_Roma)さんの愛称で知られる谷本真由美さんの著書『ノマドと社畜』をやっと読んだ。

入門は易しい、極めるのは難しい

何の分野でもいいのだけど、ある分野の勉強を新しく始めようと思ったら、一番最初に入門書を買うという人は多いと思う。本屋に行ってその分野の棚を見ると、余程マイナーな分野では無い限り、入門書は見つかる。それなりにメジャーな分野であれば、それこそ…

『生命保険のカラクリ』:保険という人生で二番目に高い買い物について

『生命保険のカラクリ』を先日読み終わったが、予想をはるかに上回る良書だったのでここで紹介したいと思う。

『働かないアリに意義がある』:多様性が社会を存続させる

「アリとキリギリス」の寓話に見られるように、アリといえば「働き者」というのが一般的なイメージである。しかし、最近の研究では、必ずしもアリは働き者ばかりというわけではなく、ほとんど働くことなく一生を終えるアリもいるということが分かってきたの…

『ベーシック・インカム入門』書評

「年末年始はベーシック・インカムの勉強をしよう!」と意気込んでは見たものの、親戚周りとその他の雑務で年末年始は見事に吹っ飛び、結局買い込んできたベーシック・インカム関連の本もほとんど消化できず、1月も終わる頃になってようやく1冊目を読んだの…

『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』:ブラック企業は「社会問題」である

このように、ブラック企業によって「個人」が害されるという話は頻繁に耳にするが、さらにこれを一歩先に進めて、ブラック企業の「社会的な害」にまで踏み込んで書かれているのが、今日紹介する『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』(今野晴貴)だ。

読んでおきたい「お金」についての本5冊

働きたくないのにも関わらず働かなければいけない原因は、基本的にはすべて「お金」にあると言ってよい。働かなくても生活に十分なお金が手に入るのであれば、ブラック企業で奴隷的拘束を受けたり、満員電車で寿司詰めにされながら通勤する必要もなくなる。…

非効率な会議に悩む人は必読!『究極の会議』

会社に勤めていて、最も億劫に感じるのが「会議」である。会議なんて、やらなくていいなら絶対にやらないほうがいい。しかし、仕事に関わる人数が多くなれば多くなるほど、会議をせずに物事を進めるのは困難になる。会議をせずに勝手に物事を決めて、怒られ…

年収100万円の豊かな節約生活術:豊かさとは何かを考える

労働から自由になろう、と思った時に取る道は大きく2つある。1つは、生涯賃金相当の金を一気に稼いで早期にリタイアする方法、もう1つが、生活費を極力抑え、生きるのにかかるお金を少なくすることで生涯に稼がなければならないお金を減らす方法だ。

「ニート」って言うな!:歪んだニート言説を払拭するために

「ニート」が社会問題と捉えられるようになってだいぶ経つ。ニートと称される若者は急増中であり、最近の若者は、「働くこと」に意欲を感じていないと、メディアは報道し続けている。

プロジェクト型の仕事をする人は必読!『デッドライン』

仕事には、プロジェクト型の仕事と、そうでない仕事とがある。プロジェクト型の仕事とは、簡単に言ってしまうと、仕事の完成と期限が設定されている仕事のことだ。SIerの手がけるシステム構築や、ダムやプラントの建設はプロジェクト型の仕事の典型例である…

この世でいちばん大事な「カネ」の話:カネと正面から向きあうために

日本には、「カネ」の話ばかりする人は卑しい、という考え方があるようだ。社会貢献や自分の成長のために仕事をしているというと立派な人だと思われて、「カネのために」仕事をしているというとなんか残念な人のように思われてしまう。ビジネスはそもそも「…

就活生に贈る、就活のアホらしさに気づくための本5冊

今日は、そんな就活生たちに、就活のアホらしさに気づくための本を5冊紹介したい。最初は、普通に14卒就活生のためのオススメ本をまとめたエントリを書こうと思っていたのだが、ここは脱社畜ブログである。そういうのは他のサイトを見てもらえばいいだろう。…

『働くことがイヤな人のための本』:働くことを真剣に哲学する

今日紹介する『働くことがイヤな人のための本』(中島義道)は、一度でも「仕事とは何なのだろうか」と問うたことがある人には、お薦めの本だ。

真のロジカルシンキングを獲得するために:『論理トレーニング101題』

トレーニングの教材として僕が最もお薦めしたいのが、『論理トレーニング101題』(野矢茂樹)だ。コンサルタントが書いたロジカルシンキングの本と違って、この本には、MECEもロジックツリーも出てこない。代わりに、正しい接続表現を選択したり、議論の骨格…

『ネットで成功しているのは<やめない人たち>である』書評

「ネットで収入を得られたらなぁ」と少しでも妄想したことのある人は、あやしげな情報商材に手を出す前に、この『ネットで成功しているのは<やめない人たち>である』(いしたにまさき)を読むべきである。

『就活のバカヤロー』書評:就活という茶番劇の構造を知る

日本の就職活動は、新卒至上主義も相まって、学生・大学・企業と就職情報会社が演じる茶番劇と化してしまっている。今日、紹介する『就活のバカヤロー』(石渡嶺司・大沢仁)は、そんな「大いなる茶番劇」の構造を、取材やデータを元に解き明かした本だ。200…

『シュガー社員が会社を溶かす』は社畜思考の見本市

『シュガー社員が会社を溶かす』(田北百樹子)は、脱社畜ブログが認定する記念すべきトンデモ本の第1号だ。もうタイトルからして、社畜的な匂いがプンプンする。ちなみに、僕はちゃんと全部読んでいるので、読まずに書評を書こうとしているわけではないと最…

『ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない』は、すべてのビジネス書を読んだことがある人に薦めたい

『ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない』(漆原直行)は、そんなビジネス書をめぐる現状を、かなり面白くまとめた本だ。

『小さなチーム、大きな仕事』 起業したい人に一冊だけ薦めるならこの本

起業したい、と思っている人に一冊だけ本を薦めるとしたら、僕は迷わずこの本を薦める。それは、37シグナルズ(37signals)という会社の『小さなチーム、大きな仕事』(原題:Rework)という本だ。

『ニートの歩き方』 無理して働かなくていい、まずそのことに気がつこう

「むかし起業していたことがある」と言うと、よく働くのが好きだと勘違いされることがあるのだけど、基本的に僕は働くのがあんまり好きじゃない。phaさんの『ニートの歩き方』は共感の嵐だった。この本はすごくいい本だ。