脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

家族サービスという言葉が平然と使われる日本の価値観

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「家族サービス」という言葉がある。

 

僕は、この言葉にすごく違和感がある。「たまには、家族サービスするかなぁ」、と言った使われ方をするけど、これはあくまで仕事が中心で、家族と共に時間を過ごすことはサービスだ、という価値観に基づいている。

 

いわば、「家族<<仕事」と言っているのと同じだ。社会には、色んな価値観の人がいていいと思うので、こう思う人がいてもそれはそれでいいと思う。ただ、そう思うのが多数派というのはさすがに変じゃないだろうか。社会が歪んでいるとしか思えない。

 

欧米では、家族と夕食を一緒に取ることを重視して、早めに仕事を片付けて夕方には帰宅したりする。奥さんが出産するとなれば、会社を休んでしばらく付き添うというのもよく行われていると聞く。仕事はあくまで家族があってのことであり、「家族>>仕事」と考えるのが多数派だ。

 

日本では、毎日定時に帰ったりするとすぐ批難されるのに、会社最優先で家族をないがしろにしても、ほとんど批難されることがない。どっちが批難されるべきなのか、考えてみれば明らかなような気がするのだけど、これは僕の感覚が変なのだろうか。

 

仕事優先でたまに「家族サービス」するのではなく、家族優先でたまに「仕事サービス」するくらいのほうが、良い世の中になると思うんだがいかがだろうか。

家族関係を考える (講談社現代新書 590)

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