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脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

『小さなチーム、大きな仕事』 起業したい人に一冊だけ薦めるならこの本

書評 起業
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起業したい、と思っている人に一冊だけ本を薦めるとしたら、僕は迷わずこの本を薦める。それは、37シグナルズ(37signalsという会社の『小さなチーム、大きな仕事』(原題:Rework)という本だ。

 

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

  • 作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン,黒沢 健二,松永 肇一,美谷 広海,祐佳 ヤング
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/01/11
  • メディア: 単行本
  • 購入: 21人 クリック: 325回
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37シグナルズという会社は、プログラマだったら誰もが知っているRuby on Railsを開発した会社だ。他にも、Basecamp、Backpack、Writeboardなどの企業向けのコラボウェアを作っている。

 

これらのプロダクトは、それこそ世界中にユーザーがおり、Basecampだけで300万人以上が使っているという。利益は数百万ドルの域に達しているそうだ。何よりすごいことは、これだけのユーザー数、利益を得ていながら、37シグナルズの従業員は全部で16人しかいないということだ。

 

そんな37シグナルズの経営哲学がこの本には載っている。そして、これらは従来語られてきた経営の方法とは違う。いくつか、引用してみよう。

 

  • 「失敗から学ぶこと」は過剰評価されている
  • 仕事依存症(ワーカホリック)はバカげている
  • 会議は有害
  • 睡眠をとろう
  • 基本的に「ノー」と言おう
  • 無用な人は雇わない
  • 会社を「知人のいないパーティー」にしない
  • 文句は放っておく
 
常識とは逆の内容が多く、これらの哲学から学べることはたくさんあるだろう。
 
特に、僕が今から起業しようと思っている人にこの本で知ってもらいたいと思うのは、「会社を大きくする必然性は全然ない」ということだ。起業したい、という人に話を聞くと、「どんどん会社を大きくしていきたい」という意気込みを語られる場合が結構あるが、それは普通に破滅への道だったりする。従業員を10倍にしても、生産性は10倍にならない。人を増やせば、余計な仕事も増える。無駄な会議も増える。何より、従業員が増えれば、それだけ払う給料も増える。給料が払えなくなると、会社はすぐに潰れてしまう。一方で、小さくやっている分にはなかなか会社は潰れない。(これについては、またいつか詳しく書きたい)

 

ちなみに、この本は英語版(原書)もおすすめだ。実に平易な英語で書かれているので、英語の勉強としてもいい。僕は両方持っているし、両方何度も読んでいる。1つのチャプターも短いので、寝っ転がって読みたいところだけ読むという読み方もできる。

 

Rework

Rework

 

挿絵もなかなか味があっていい(日本では最近まで新書版が出ていて、おそろしいことに挿絵が省略されていたのだけど、この度完全版が出て挿絵が全部載るようになった。いいことだ)。とりあえず一冊持っていても損はないと思う。

 

起業したい人に特におすすめしたい一冊だが、別に起業する予定のない人にもおすすすめだ。仕事観や働き方について、色々とヒントを得ることができるだろう。