脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

サービス残業は窃盗と同じで犯罪行為だ

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このブログでは度々書いているが、日本人は諸外国と比べて残業をしすぎである。そして、さらに酷いことに、残業の中でも特に卑劣なサービス残業も野放しにされている。

 

はっきりと書いておくが、サービス残業は犯罪行為だ。他人の時間という資産を盗んでおいて、金を払わないというのだからそれは窃盗と変わらない。根拠条文も労働基準法に存在し、違反した場合には「6箇月以下の懲役または30万円以下の罰金に処する」としっかり規定されている(37条、119条)。

 

しかし、現実にはサービス残業が犯罪行為だとしっかり認識されているとは到底思えない。サビ残をしているという人の話はそれこそたくさん耳にするが、それが原因で雇用主が逮捕されたという話はほとんど聞かないはずだ。雇用主はサビ残を強制することを、車のスピード違反ぐらいにしか思っていないのだろうか。理解に苦しむ。

 

日本の労働者の中には、仕事を時間内に終えられなかったのは自分の責任であり、会社にお金をもらってその補填をするのは忍びない、そんなふうに考える人もいるという。こういう人が個人的に残業代を貰わないのは勝手だと思うのだけど、周囲に与える影響もある。実際、同僚が当然のようにサービス残業をしていたら、自分だけ残業代を請求するのは気持ちの面で結構厳しい。サビ残は好むと好まざるとにかかわらず、撲滅すべきだ。

 

もし、あなたの会社がサービス残業を強制してきたら、断固としてノーを唱えて欲しい。その場で断るのが難しければ、証拠を集めて労働基準監督署に通報したり、弁護士に相談するのもいい。

 

サービス残業は証拠が残りにくいという問題がある。タイムカードは正常な勤務時間で申請させられている場合が多いからだ。そのような時は、自分のノートでいいので簡単な業務日報をつけよう。もし職場で仲間が見つけられるなら、お互いに付け合ったりすると効果は高い。家族がいる人なら、家に帰る前に家族にメールを送る、というのも効果的だ。会社がPCを使う仕事なら、出退勤時に自分の携帯メールや個人アドレス宛に会社のメーラーからメールを送るというのもよい。情況証拠のようなものでも、案外残業代請求が認められたりするケースもあるようだ。

 

犯罪企業を野放しにしてはいけない。