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脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

『ネットで成功しているのは<やめない人たち>である』書評

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会社を辞めてやる!と思った時に、真っ先に直面するのが、新たな収入源をどうやって確保するか、という問題だ。

 

この問題には、人それぞれ色んな回答があり得ると思うのだが、誰もが一度ぐらい、「ネットでブログとかを書いてアフィリエイトで食べていけないかな」という妄想をしたことがあるのではないだろうか。「たった1ヶ月で月収30万円!」みたいなあやしい情報商材に書いてあることは嘘だとしても、とりあえずその十分の一でもいいから稼げないか。少数とは言え、ネットで食べているという人は確かに存在しているのだから、自分もうまくやればできるんじゃないか。――こんなことを考えたことがある人は少なくないはずだ。

 

このように、「ネットで収入を得られたらなぁ」と少しでも妄想したことのある人は、あやしげな情報商材に手を出す前に、この『ネットで成功しているのは<やめない人たち>である』(いしたにまさき)を読むべきである。

 

ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である

ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である

 

はじめに断っておくが、本書はアフィリエイト指南本ではない。しかし、その数十倍の価値を提供してくれる本だと言ってもよいだろう。

 

本書は、ネットで成功している著名なブロガー110人にアンケートを行い、その分析結果からネットで成功するための秘訣を探ろうという壮大な試みを記録したものである。

 

アンケート項目は以下の通り。

  • お名前
  • twitter ID
  • ご自分のWebサイト、ブログなど
  • いちばん好きなWebサイトはどこですか?
  • 初めて見た時にいちばん衝撃を受けたWebサイトとその理由
  • ネットで情報発信する際にいちばん必要な個人のスキルはなんでしょう?
  • あなたがネットで情報発信する際に心がけていることは?
  • あなたがネットでの活動を続けることができた理由はなんでしょう?なぜ続いてきたのでしょう?
  • あなたがネットで活動を続けてきたことで、収入に変化はありましたか?
  • 収入に変化があった場合、それは活動を始めてからどれぐらい経ってからですか?
  • ブログなどのアクセス数を増やす工夫をしていますか?
  • ツイッターのフォロワーを増やす工夫をしていますか?

 

誰もが知りたい(しかし、なかなか聞けない)、収入についての質問項目も含まれている。

 

本書には、110人分のアンケート回答が生データとしても付属しているので、自分の気になるブロガーの回答が見たい、といった使い方も可能である。様々な側面から筆者は分析を試みているが、自分なりの分析を加えてみるのも面白いだろう。

 

ブログが成功している著者1人が自分の方法論を主観的に語ったものに比べて、本書は成功者の集合知である分、真実に迫っているといえるのではないかと僕は思う。そして、その真実は拍子抜けするぐらい当たり前で、簡単なことである。それは、本書のタイトルにもあるように「やめない」ということだ。

 

アンケートとは別に、デイリーポータルZ林雄司さんと、Google Mapの開発チームに対してのインタビューが載っており、こちらも興味深い。本書のテーマである「やめない人たち」について、筆者が様々な側面からフォーカスしようとしていることが伺える。

 

ネットで成功したい、と思ったことがある人は、ぜひ本書を読んで、<やめない人>になるにはどうすればよいのかを考えてみるとよいのではないかと思う。