脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

新入社員が三連休をどう過ごそうと勝手だという話

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Twitterで、次のようなつぶやきが話題になっている。

 

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このツイートの破壊力は凄まじく、現時点で750以上のリツイートがなされ、このツイートの改変バージョンも多数作られはじめている(togetter)。

 

今更まじめにエントリを書いても、ネタにマジレス感が拭えないような気がするのだが、このようなことを言う人に対するエントリはいつか書こうと思っていたのでこの機会に書いてしまおうと思う。

 

この手の、社員の休日の過ごし方に干渉するような発言をする人は、実は結構いる。「新人社員のうちは、土日のどちらかは自分の成長のための勉強に使うべきだ」とか、「休日を本当に休日として過ごす社員は成長しない」といった内容の発言を、どこかで耳にしたことがあるという人もいるだろう。ネット上だと、こうやって多くの人に晒されて茶化されるからいいのだけど、実際に会社で上司や先輩にこの手の発言をする人だったりすると、立場上反論することもできず、辛い思いをしなければならない。例えば、仕事の進捗が芳しくない状況で、直属の上司にこのようなことを言われたら、それはもう無給の休日出勤を強要されているのと変わらない。ほとんど脅迫である。

 

当然のことなのだけど、会社が社員の休日の過ごし方に干渉するなんて絶対にあってはならない。休日分の給料はもらっていないわけなのだから、休日をこう過ごせと会社に命令される筋合いはない。休日に勉強したり仕事をしたい人は勝手にやったらいいと思うけど、やりたくない人まで巻き込まないで欲しい。

 

平日の仕事のパフォーマンスを上げるという点でも、休日にまで仕事をしたり、仕事のことを考えることには賛成できない。人間、やはり休みは必要である。休日休まなかったことで、休日にしっかり休みをとった人に逆に差を付けられるということのほうが実際にはありそうな話だ。休日にうまく休める人のほうが、仕事ができる人である場合が多いのではないだろうか。

 

仮にこの発言の内容が真実だとして、休日を潰して仕事の遅れを取り戻したり、自分の勉強のために使わなければ会社で生き残れないのだったとしたら、僕はもう別に生き残らなくてよいと思う。休日もなく、常に会社のことを考えなければならないような職場で生き残ったとして、その先にいったいなにがあるのだろうか。そこまでして「使える人材」になったとしても、明るい未来が待っているとは到底思えない。

 

ネタにマジレスをしてしまって若干後悔しているのだが、ここまで書いたものを公開しないのも勿体無いので、思い切って公開しようと思う。空気読めないヤツだと思ったらすいません。

 

三連休もあと残すところ1日、新入社員もそうでない人も、どうかよい休日を過ごして欲しい。

 

エンドレス・ワーカーズ―働きすぎ日本人の実像

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