脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

採用ページという名の企業広告

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あなたが就職活動中だったり、あるいは現在転職を考えているとしよう。その際には、とりあえず目ぼしい会社の採用ページを見たりすることになると思う。今日書きたいのは、この採用ページについてだ。

 

最近は、採用ページに必要以上に力を入れる企業も多いので、なんとなく印象がよいと思っている企業の採用ページを見ていると、「この会社に入りたい!」という思いがふつふつと湧いてくるということも少なくないと思う。オフィスの写真はかっこいいし、ミーティング中の写真を見ると、みんなイキイキと、やりがいをもって仕事をしているように見えてしまう。

 

しかし、実際は、これらは全部広告である。採用ページ=企業による広告の一種、という認識は、しっかりと持っておいたほうが後々泣くことが少なくなる。採用ページには、企業にとって都合の良いことだけが、必要以上に誇張されて載っている場合がほとんどだ。参考意見程度に見ておいて、書いてあることは鵜呑みにしないことをおすすめしたい。

 

採用ページに書いてあることが全くあてにならないということを示す例として、例えば、もしあなたが転職活動中だとしたら、今勤めている会社(すでに辞めたのであれば、前に勤めていた会社)の採用ページを見てみるとよい。そこに書いてあることは、果たしてどれだけ真実なのだろうか。そこに掲載されている写真と、実際の社内の風景は、果たして同じと言えるだろうか。きっと、僕の言いたいことがわかってもらえるはずだ。当然ながら、都合の悪いことは採用ページには書いてない。あなたが抱いている会社への不満も、採用ページから読み取れることはないだろう。

 

最近は、社員のインタビューを採用ページに載せている会社も多いが、これだって人事が会社にとって都合の良いことを言ってくれる優等生的な社員を意図的に選別して、さらに会社にとって都合の悪い発言は削除した上で掲載しているに過ぎない。採用ページに載っている社員は、その会社の社員の典型例のような扱われ方をしているけど、実際にはごくごく例外的な人たちである。高校の入学案内に載っているような優等生的な生徒が、実際の教室にはたくさんいないように、社員インタビューに出てくるような社員は、社内でも少数派だ。

 

結局のところ、その会社がどんな職場であるかという情報は、採用ページからはほとんど読み取ることはできない。その会社についてもっとよく知りたければ、もっと深く情報収集をするしかない。

 

就職・転職の際には、採用ページという企業の広告に釣られることの無いよう、注意してもらえればと思う。

 

この1冊ですべてわかる 広告の基本

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