twitterで、とあるAndroidアプリの存在を教えてもらった。せっかくなので、寝る前にこのアプリを触った感想を書いて寝ようと思う。
これでブラック企業と戦おう! 社労士監修のAndroidアプリ「残業メーター」
http://www.gizmodo.jp/2013/01/tabroid_zangyo_mater.html
このアプリはいわゆる勤怠管理アプリである。僕は普段はiPhoneを使っているが、仕事柄Android端末も持っているので、さっそくダウンロードして少し触ってみた。
立ち上げるごとに、脱力系キャラが毎回変なセリフを吐くので、なかなか面白い。デザインはともかく、使い勝手は悪くないような印象を受けた。勤怠管理アプリは、とにかく使い勝手が大事だ。そういう意味では、十分合格点である。
自分の残業時間が、法律に照らしてどのレベルなのかを判定する機能がついており、「職場基準」ではなく「法律基準」で自分の残業時間がどのレベルに属するのかを判断することができる。セクハラや迷惑行為をメモする欄もあり、残業代請求のために証拠を残しておくには、なかなかよい手段なのかもしれない。
違法残業代請求のためには、とにかく証拠を残しておくことが必要だ。このアプリの記録が本当に証拠になるのかどうかは専門家の意見を聞く必要があると思うが、気軽に証拠を残せる手段が増えることはよい。
もっとも、このアプリには、まだまだ進化の余地があると思っている。例えば、せっかくスマホなんだから、勤怠記録時にGPSを使って位置情報を一緒に記録するようにしてくれれば、証拠能力がさらに高くなるのではないだろうか。もっと言うと、自分でポチポチ勤怠のボタンを押さなくても、位置情報を元に勝手にやってくれるような仕組みがあったら、意識しなくても証拠を貯めこむことができるので、非常に強力だと思う。今後のアップデートに期待したい。
こういったアプリが広まることで、企業による労働時間のごまかしができなくなれば、それはとてもよいことである。とりあえず、まずはiPhone版の開発をお願いしたいと思う。
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