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脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

「民主的な組織」の3つの問題点

その他
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以下の記事を読んで。

 

民主的な世界は超めんどくさい
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20130224

 

そう、確かに民主的な世界はいいことばかりじゃない。日本は今、一応民主主義で世の中が回っているということになっているけど、これが完全無欠な完璧な制度かというと、決してそんなことはない。民主主義というのは、歴史が様々な教訓から学ぶことで生み出した画期的な発明のうちの1つだとは間違いなく思うけど、必ずしもすべてがよいことばかりだとは限らない。問題点もある。

 

そこで今日は、僕が思う民主的な組織の3つの問題点について書いてみたい。

 

欠点1:民主的な組織は非効率

まず、民主的な組織は何よりも非効率的だ。何かを決定する際に、誰かが勝手に決めてしまったらそれは民主的とは言わない。よって、意思決定をする際には、関係者を集めて会議をする必要がある。関係者は、自分のあずかり知らぬところで物事が決められないという点については満足するかもしれないが、会議に次ぐ会議の連続で、うんざりすることは間違いない。当然、会議ばかりしているから実行は遅くなる。

 

また、民主的であるがゆえに、「優先度」をつけることも簡単にはいかない。ワンマンな組織であれば、トップが優先度をつけてその順に処理することが可能だが、そもそも民主的な組織だと、「何が優先か」という内容についても、コンセンサスを得ることが必要になり、「優先度を決めるための話し合い」から入らなければならなくなる。

 

欠点2:民主的な組織は多数決

民主的な組織で議論が紛糾し、意見が真っ二つに割れて全会一致での合意形成ができなくなってしまったとする。そういう場合には、最終的には多数決により決めることになる。

 

そして、多数決の結果が、必ずしも正しいことは保証されない。多数決はあくまで多くの人に支持されたことを示すだけであって、それが多くの人が陥る間違いに過ぎない場合にも、そちらが正しい意見として採用されてしまう。独裁的な組織であれば、例えば経営者の判断で、少数だけど正しい意見を採用することも不可能ではない(これは経営者の力量に依るところが大きいが)。

 

また、正しい・正しくないに限らず、民主的な組織では少数派の意見は大概後回しにされるか、無視される。みんなと同じ方向を向けない人にとって、民主的な組織は居心地が悪い。

 

欠点3:民主的な組織の企画は丸くなる

これはエンターテイメント分野で強く当てはまることだが、話し合いでみんなの意見を取り込んでいった企画は、往々にして面白くなくなる。例えば、ゲームを作ろうと思ったとする。誰かが、結構面白い企画書を提出する。それに対して、俺はこれがいい、あれがいい、と色んな人の意見を取り込んでいくと、最初の企画提出者が考えていた「世界」はどんどん余計なものを取り込んでいって、なんだか闇鍋のようなものが出来上がってしまう。最初の企画の段階であったトンガリが、みんなで話し合った後には無難なものに落ち着いてしまう。そんな無難な作品が、人々の心に強く残るかは、疑問である。

 

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1つお断りしておくと、別に僕はこのエントリの内容をもってして「民主的な組織はよくない!」と主張したいわけではない。どちらかというと、僕は民主的な組織が好きで、自分の性格を考えると、一員になるならこちらの方がよいと思っている。ただ、民主的な会社は必ずしも強くないし、そもそも完全に民主的な会社というのは、大きな会社では存在しないと思っている(小さな、例えば協同経営者3人だけで運営される会社などであれば、民主的でかつスピード感のある経営も可能だろう。僕が小さな組織を支持する理由もそこにある)。つまり、働くということは多かれ少なかれ、「非民主的な組織」の一員としてやっていく、ということである。これをよいと思うか、悪いと思うかは、皆さんの判断に任せたい。

 

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