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脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

地下鉄の24時間運行なんてやめておけ

時事ネタ
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昨日、思わず背筋が凍るようなニュースを見つけてしまい、朝から憂鬱だった。

 

都営地下鉄を24時間運行 3大都市圏に特区検
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1505J_V10C13A4MM8000/

 

都営地下鉄だけでなく、都バスまで24時間運行を検討しているらしい。「利便性」だけ考えると、終電が無くなって電車やバスが24時間走るようになるのは決して悪くないように見える。確かに、例えば金曜日の夜とかに友人と飲んでいて、あっという間に終電の時間が来てしまって、ちょっと名残惜しい気持ちになったりすることはある。

 

もっとも、終電には「区切り」を作るという重要な役割があることを忘れてはならない。特に、労働環境が劣悪で深夜残業が常態化している会社が山ほどある我が国においては、終電によるタイムリミット効果は多かれ少なかれ確実に「ある」と思われる。そもそもこの計画の目的は「世界一ビジネスのしやすい事業環境」の実現にあるらしいから、仮に電車が24時間動くようになってしまったら、労働者は終電だった時間を超えて限界まで残業をし続けることが求められる可能性は高い。

 

電車・バスの「24時間化」にこのような危険性があることは誰でも考えれば分かるわけで、そういうデメリットも分かった上で「あえて」こういう提案をしている人達がいることに、絶望的な気分を感じずにはいられない。仮に、労働時間の分散による混雑緩和などのメリットを享受する形でこのような構想を取り入れるのであれば、例えば勤務間インターバル規制(勤務終了から次の勤務開始までの時間を一定時間開けることを義務付ける制度。EUなどで導入されており、最低11時間の連続した休息が必要)を導入するとか、終電が消えることが無限の労働強要に繋がらないような施策も同時に打たなければならないだろう。おそらく、そんなことは微塵も考慮していないのだろうけど。

 

そもそも、電車に限らないのだが、僕たちは軽々しく「24時間」のサービス提供を求めすぎではないだろうか。コンビニにせよ、ファーストフード店にせよ、確かに24時間営業であればその分便利に感じることはあると思うけど、必須かといわれると全然そんなことはない。病院のような命に関わるインフラは例外として、多少不便でも、夜や休日は少しでもみんなのんびり休めるほうがいいと僕は思っている。現代の日本人が、他人に便利さを求めすぎていて、逆に自分の首を締めてしまっているという側面は多かれ少なかれあるのではないか。

 

僕はむしろ、終電の時間を早めたほうがいいと思っているぐらいだ。夕ごはんを家に帰ってから家族と食べて、日付が変わる前にはしっかり眠る。「世界一ビジネスのしやすい事業環境」よりも、こういった「世界一人間らしい暮らしができる都市」のほうが、僕には魅力的に見えるのだけど、これは間違っているだろうか。

 

日本が世界一「貧しい」国である件について

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