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脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

脱社畜の就職活動

就職活動
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友人と経営していた会社を辞めた後、僕も一応就職活動なるものを経験した。今日はその時の話を少しばかり書く。

 

起業中も、大学院に籍だけは置いてあったので、僕は「中途」ではなく「新卒」という形で就職活動をすることができた。どっちで就活をしてもたぶんよかったのだけど、「新卒」の方が色んな業界を受けられて幅広く仕事が選べそうなので、一応「新卒」として就活をすることに決めた。新卒一括採用にはいいところもあって、大学の専門や経験は問われないので、どんな業界だって受けることはできる。当時の僕には、これが結構よさそうに見えた。

 

もっとも、「新卒」での就活は、正直いいことばかりではなかった。どこの企業の説明会に行ってもウェブサイトを自分で調べればわかる程度の話しか聞けないし、出てくる偉い人や先輩社員は「成長」とか「やりがい」の話しかしない。全体的に「ふんわり」していて、具体的に就職後に自分が何をすることになるのかは、いくら説明会に出たところでわかりようがなかった。待遇や仕事の具体的内容のような本当に知りたい情報は、結局中途採用向けのサイトなどを見て補完した(ちなみに、これは結構おすすめできる方法だ。就活生の人は、中途採用向けの情報なども同時にさがしてみるといい。知りたいことが案外普通に載っていたりする)。

 

就職活動の時に、自分の行動指針として決めたことがある。(1)あくまで会社と自分は対等な立場であることを忘れないということと、(2)素の自分を貫き続けること、の2点だ。

 

(1)についてだが、世の中には圧迫面接のようなもので学生を脅して、「ストレス耐性を見る」とかなんとか言うとんでもない会社があるらしい。正直、これはふざけた話だと思った。面接官と学生という場合でも、根底にあるのは人対人の関係だ。初対面の人間に対して平気で脅しをかけるような無作法なことをする会社は、こちらから願い下げである。万が一、圧迫面接でもされようものなら机を蹴っ飛ばして部屋を出て行こう、とも決めていた。向こうが学生を選ぶことができるように、こちらも会社を選ぶことはできる。「採ってください」と頭を下げて会社に恭順しなければ就職できないというのであれば、就職なんてしない、そういうふうに当時の僕は考えた。

 

(2)について、仮に自分を飾り立ててなんとか内定を取ったとしても、その会社で仕事を続けるのは辛いだろう、と僕は思った。面接の時だけちょっと背伸びをすることは誰でもできるだろうけど、毎日の仕事で背伸びをし続けるのは正直厳しい。そうやって内定を取ったとしても、おそらくお互いが不幸になる。

 

結局、この行動指針に従って、自分が興味のある会社を4社だけピンポイントで受けた。そのうち3つは最終まで行き、結局2つから内定をもらった。圧迫面接は、結局一度も受けなかった。最終で落とされた会社では、面接である仕事について聞かれて、「そういう仕事はやりたくないですね」と正直に答えたので落とされたのだろうと思っているが、全く後悔はない。今でもベストな回答だと思っている。

 

自分の就職活動はやはり特殊だったと思うので、広く一般的に参考になるとは思えない。ただ、僕が決めた2つの行動指針については、ある程度は誰でも持っていたほうがいいんじゃないかと思っている。学生を「採ってやってるんだ」というような態度の会社にろくな会社があるわけがないし、自分を必死に飾り立ててなんとか形だけで内定をもらったとしても、就職したあとの仕事はその分だけしんどくなってしまう。就職活動は「内定をもらえば終わり」ではない。むしろ、実際に入社してからのことのほうが大切だ。「入社後」をリアルに考えないと、痛い目に遭う。

 

昔、司法試験予備校伊藤塾の塾長である伊藤真が「合格後を考える」とかなんとか言っていたが、就職活動も大切なのは「入社後を考える」ことだ。「入ればなんとかなるだろ」と近視眼的に内定だけ求めても、あまりいい結果にはならないと思う。そして、そういう考え方だと、たぶん内定も取りづらい。

 

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