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脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

勉強のやる気を持続させる技術

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生きている以上、基本的に避けては通れないと思うものに「勉強 」がある。学校を卒業して就職をしたらもうそれで勉強は終わりという考え方もあることにはあると思うのだけど、たとえ就職した後でも、何かを変えたいと思うのであれば勉強をするのは一番手っ取り早い方法だとは思う。

 

たとえば、プライベートでスマホアプリの開発をしたいと思ったらプログラミングを学ばなくてはならない。転職のための客観的な能力証明が欲しいなら、資格を取るという手があると思うのだけど、そのためにはやはり勉強が必要だ。僕も今は仕事を辞めて半分ニートみたいな生活をしているのだけど、一応勉強だけは少しずつやっている。

 

こうやって御託を並べなくても、勉強の効能自体は多くの人が分かっていると思う。ただ、何かを習得するために勉強をしようとすると、かなりの確率で挫折する。参考書を買ったものの、最後まで読みきれずに心が折れてそのまま放置してしまった、という経験がある人は少なくないと思う。勉強を開始した時のやる気は、多くの場合長くは続かない。参考書の販売部数のうち、実際に最後まで読んでもらえた割合はきっとおそろしく低いだろう。

 

「勉強のやる気が長い間は続かない」というのは、もう動かしがたい事実であると思う。特に、独学の場合の挫折率は高い。必要な知識が本にすべて書いてあるのにも関わらず、いまだに予備校のようなものが必要とされる理由の一端はそこにあるだろう。

 

僕も中学生ぐらいの頃は、買ってきた問題集に頭から取り組んで、途中でやる気が消滅して進まなくなって投げ出してしまうということを繰り返していた。こういうことばかりしていたので、たとえば歴史は原始時代に異常に詳しくなるが、後ろのほうはさっぱり分からないという感じになる。当然、これでは成績はよくならない。

 

こういうことが続くうちに、僕は「勉強開始時のやる気は長くは続かない」という客観的事実と正面から向きあうことにした。今こうして、参考書を買ってきて「やるぞ」と思っている気持ちは、いずれ萎える。これはもう動かしがたい事実なので、それを織り込み済みのこととして、勉強法を考えたほうがいい。

 

問題集や参考書の冒頭には、たまに「この本の読み方」のようなものがついている。そして、多くの場合この要求はストイックだ。僕の尊敬する伊藤和夫先生のビジュアル英文解釈でも、「『研究』を読む時は、必ず自分の訳をそばにおき、授業を聴くときと同じ態度で…」と各章でしっかり和訳を作る読み方が推奨されている。プログラミングの参考書には、多くの場合「サンプルコードを実際に打ち込んで、自分で動作をたしかめながら読みましょう」というようなことが書いてある。「答えを見る前にしっかり自分の頭で考えること」というようなことが書かれている数学の問題集に出会ったこともある。

 

これらはたしかに正論だ。こういった読み方ができればそれが一番よいのは間違いない。心の強い人は、これを厳密に守って最後まで一冊やり遂げればよいとは思う。しかし、この手の言いつけを厳密に守ろうとすると、大半の人間は途中でやる気が維持できなくなり、挫折する。少なくとも僕は、初見の本にこのようなやり方で挑むとほぼ間違いなく最後まで辿り着かない。そこで、こういう言いつけは意図的に破ることにした。

 

プログラミングの参考書であれば、サンプルコードは読むだけで実際には打ち込まない。練習問題も取り組まない。分からない章、読んでいてなんか眠くなる章は思い切って飛ばす。ちょっとでも心が折れそうになるものは、すべて無視する。その代わり、一刻も早く本を最後まで読みきる。やる気が続いているうちに、とにかく参考書を一周するのだ。最初は、それだけに集中する。

 

このように参考書はいい加減に読むが、そのかわり何度も何度も読むようにする。何度も繰り返すと、分かっている内容が少しずつ増えてくる。そうなったらちょっとだけ練習問題を解いたり、飛ばしたところを読んでみたりする。やる気を持続させるためには、一回の勉強の中で「わからないこと」を詰め込む割合を制限したほうがいい。こうやって「やる気」を削がないようにうまくインプット量を制御しながら、反復回数を増やしていくほうが、結果的に挫折せず続けやすい。

 

 大切なことは、「完璧な一回」よりも「いい加減な数回」を大事にすることだと思う。どうせ、完璧に一回やり通せても、繰り返さないと記憶には定着しない。完璧に何回も繰り返すのは、はっきり言ってしんどすぎる。分からないことばかり頭に詰め込もうとすると、やる気はどんどんなくなっていく。勉強はいい加減にやるべきだ。そのかわり、何度も何度も繰り返す。それがやる気を持続させるコツだと思う。

 

ビジュアル英文解釈 (Part1) (駿台レクチャーシリーズ)

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