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脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

非ブラック認定=優良企業(ホワイト企業)か?

仕事観 就職活動
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昨日(12月1日)、2015年卒の就職活動が解禁された。就職活動のあり方について云々言うのは今回は置いておいて、昨日読んだ以下の記事が気になったのでそれについて少し書きたい。

 

「非ブラック」宣言続々 企業が就活生にアピール
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO63398800Q3A131C1TCP000/?dg=1

 

上の記事で紹介されてい厚生労働省の「若者応援企業宣言事業」についての詳しい説明は以下のページにある。

 

「若者応援企業」宣言事業|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/jakunen/wakamono/wakamonoouen.html

 

このページによると、厚生労働省から「若者応援企業」(=非ブラック)として認定を受けるためには、以下の基準を満たせばよいらしい。

 

[1] 学卒求人など、若者対象のいわゆる「正社員求人」をハローワークに提出すること
[2] 「若者応援企業宣言」の事業目的に賛同していること
[3] 以下の就職関連情報を開示していること
・社内教育、キャリアアップ制度等
・過去3年度分の新卒者の採用実績及び定着状況
・過去3年度分の新卒者以外の正規雇用労働者(35歳未満)の採用実績と定着状況
・前年度の有給休暇および育児休業の実績
・前年度の所定外労働時間(月平均)の実績 等
[4] 労働関係法令違反を行っていないこと
[5] 事業主都合による解雇または退職勧奨を行っていないこと
[6] 新規学卒者の採用内定取消を行っていないこと
[7] 都道府県労働局・ハローワークで扱っている助成金の不支給措置を受けていないこと

 

ブラック企業」という言葉を耳にする機会はかなり増えたので、就活生の中には「自分がブラック企業に就職してしまうのではないか」と心配している人もいるかもしれない。そういう意味では、このような行政による法令遵守のお墨付きは悪いことではない。

 

もっとも、これらの認定基準は、基本的にはまともな会社であれば当然満たすべきものばかりであり、「満たしているなら安心だ」と直ちに決められるようなものでもない。例えば、職場にパワハラ上司がいるとか、社訓を暗記させられるとか、非業務という名目で社長のDVDを見て毎月感想を書かなければならないとか、そういう場合でもこの基準であれば非ブラック認定を受けられる余地は残っている。基準[3]にしても、あくまで条件は「開示」でしかないので、「この業界では平均残業時間は✕✕、でも自分の会社は平均より低い」という物言いで「業界全体はブラック、でもうちはその中では比較的マシ」と主張することだって可能だ。

 

このやり方でも、さすがに「明らかに真っ黒」な会社は除外されるだろうし、行政から「非ブラック認定」をしてもらおうと考えるような会社であれば、法令遵守意識も高いところが多いだろう。だから、意味が無いとは思わない。ただ、この基準は「明らかにブラック」なもの以外をすべて「非ブラック」と捉えるものなので、非ブラック認定を受けたからといって、それで安心と考えてしまうわけにはいかない。 

 

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単純な論理操作の問題になるけど、「非ブラック」=「優良企業」(ホワイト企業)ではないということに気をつける必要がある。「非ブラック認定」を受けた会社は、境界線の右側にあるというお墨付きを受けただけであって、右側の領域内でどこに位置するかはわからないのだ。「黒ではない」ということが、直ちに「白い」ことを意味するわけではない。もしかしたら、あと一歩でブラックという可能性だって十分ある。

 

個人的には、認定はあくまで気休め程度に考えておいたほうが怪我が少ないと思う。企業も人間関係と同様、合う合わないは当然あるし、自分が何に重きを置いて働きたいかも人それぞれだ。その会社が安心して働ける会社かどうかは、やはり自分で判断しなければならない。