脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

2012-01-01から1年間の記事一覧

2012年を振り返る

2012年の大晦日なので、今日は少しチラ裏的な内容を書く。主に、このブログのことについて。

大事なのは「誰の」意見かではなく「どんな」意見なのか

原発問題や領土問題、従軍慰安婦問題など、ネット上でよく論争になるトピックがある。これらの論争自体は別にいま始まったことではないとおもうが、最近はtwitterでこれらの論点に対する主張がRTされてきたりして、論争を目にする機会は昔に比べて多くなった…

「苦労」は過大評価されている

若い時の苦労は買ってでもしろ」という諺があるように、若いうちはとにかく苦労をしなければダメだ、というアドバイスをしてくる人がいる。主に、年配の方に多いように思う。これは、日本の典型的サラリーマンの価値観にはよく合致しているようで、若いうち…

現代の師は、師走でなくても忙しい:教員というブラックな職業

今日は仕事納めである。忙しかった「師走」も、とりあえずこれで一段落、という方も多いことだろうと思う。 ところで、「師走」という言葉は、一説には「師匠でさえも、走り回るほど12月は忙しい」ことに由来するという。逆に言えば、12月以外は師匠は忙しく…

職場体験よりも先に、学校で教えるべき「仕事」のこと

小学校や中学校には、職場体験というものがある。僕も、中学生の時に行った職場体験はそれなりに記憶に残っており、確かNHKに行ってアナウンサーの真似事のようなことをやらされたような気がする。田舎の中学生だったので、テレビ局の中に入れたのは結構楽し…

給与・待遇に比例しない責任がなぜ正当化されるのか

数日前に話題になった、ヨーカ堂の「正社員半減」に関するニュースを読んでいたら、そのあまりにも酷い中身に腹が立ってきた。

連休明けの憂鬱回避に「リハビリ半休制度」の導入を提唱する

今日は、三連休明けの火曜日である。三連休は嬉しいが、その分終わった時の絶望は大きい。今日、会社に行くのが億劫で億劫で仕方がなかったという人も多いことだろうと思う。僕もそんな人間の一人である。心なしか、今日の通勤電車は、いつもより苦しそうな…

アルバイトに「クリスマスケーキ」の販売ノルマを課すという狂気

この時期になると、基本的に商業施設はクリスマス一色になる。街のいたるところにクリスマスツリーが出現し、ケーキ屋はもちろんのこと、スーパーやコンビニでもクリスマスケーキが売られ始める。今日、書きたいと思っているのは、このコンビニにおけるクリ…

健康診断が受けられないのは、本人のせいなのか

ちょっと面白いニュースが話題になっていたので、寝る前にもう1記事、書こうと思う。 “健診受けないとボーナス減額” http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121223/k10014386241000.html 詳しくは記事を読んでほしいが、内容はコンビニ大手の「ローソン」が、…

読んでおきたい「お金」についての本5冊

働きたくないのにも関わらず働かなければいけない原因は、基本的にはすべて「お金」にあると言ってよい。働かなくても生活に十分なお金が手に入るのであれば、ブラック企業で奴隷的拘束を受けたり、満員電車で寿司詰めにされながら通勤する必要もなくなる。…

「イクメン、弁当男子」が、出世できない本当の理由と「出世」の罠

今日は朝から、ものすごく時代錯誤なニュースを見てしまい、思わずめまいを感じてしまった。 「イクメン、弁当男子」は、なぜ出世できないか http://president.jp/articles/-/8136 これは、どこから突っ込めばいいのか悩んでしまう。そもそも、記事タイトル…

「どれだけ残業したか」で社員を評価しようとする残念な職場

日本の職場で働く多くの人は気づいているとは思うが、会社が社員を「正当に」評価するというのは現実にはかなり難しい。年功序列の会社では、生み出した価値に関係なく社歴によって給与が決定されるし、成果主義を謳う会社であっても、大抵の場合はよくわか…

明らかに高望みし過ぎている企業の「求める人材像」

会社の採用ページを見てみると、「求める人材像」なるものが書かれている場合がある。そこには、「コミュニケーション能力」だとか「グローバル視点」だとか、「粘り強さ」とか、立派なことがいくつも列挙されている。例えば、以下は花王の採用ページに書い…

どんなに考えても、入社後の「こんなはずじゃなかった」は避けられない

誰だって、最初からブラック企業や社風が自分と合わない企業に入りたいとは思っていない。就職活動の際には、基本的には自分が働いてもいいと思う会社を中心に受ける。全く内定が出ずに選択の余地がなくなり、「働いてもいい」と思う会社の裾野が見境ないレ…

「現実的ではない」の一言で法を軽々しく飛び越える人たち

Q&Aサイトの教えて!gooに、こんな残念な質問が掲載されていたことを昨日見つけた。 一般職が有給休暇取りすぎて困っています。 http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7814694.html 質問者の考え方が間違っている、という話はこのブログの過去記事をいくつか並べる…

働きたくないという気持ちから逃げちゃダメだ。

今日は天気もよくないし、選挙特番を見て夜更かしをしてしまった後の月曜日だということもあって、今年最大に近いくらい「働きたくない」という気持ちが高まっている。「働きたくない」という気持ちはもともと常にあるのだけど、たまにとんでもないビッグウ…

自民党の「勝ちすぎ」が民主主義を脅かす

今日は、衆議院議員選挙である。選挙特番を見た感じでは、ある程度予想がついていたことではあるが、今回は自民党の圧勝に終わりそうだ。テレビ朝日の言葉を借りれば、今回自民党は「300議席近く」獲得する勢いだそうである。 僕は別に自民党の支持者でも、…

生活保護叩きの根底に存在する「日本的なるもの」

以下は、いま話題になっている生活保護に関する記事である。 生活保護は増えてないし、もっと大事なことは増えて何が悪い、ということ - 猿虎日記(さるとらにっき) http://d.hatena.ne.jp/sarutora/20121213/p1 生活保護の議論で僕が問題だと思うのは、こ…

従業員目線と経営者目線の両方を求められる日本の職場

東京大学の中原淳先生のブログにあった以下の記事が、少し前に話題になっていた。 仕事を振ると「なぜですか?」と問われる : 「意味や理由」を求める若い世代!? にイラつく理由 http://www.nakahara-lab.net/blog/2012/11/post_1902.html

「仕事」による健康被害をもっと深刻に受け止めよう

煙草の害が、クローズアップされるようになってだいぶ経つ。喫煙可能な場所はどんどん少なくなり、煙草が深刻な健康被害をもたらすことは、もはや常識となった。煙草を吸うのと吸わないのとで、寿命には3.5年ほどの開きがあるなんて恐ろしい話もある。

非効率な会議に悩む人は必読!『究極の会議』

会社に勤めていて、最も億劫に感じるのが「会議」である。会議なんて、やらなくていいなら絶対にやらないほうがいい。しかし、仕事に関わる人数が多くなれば多くなるほど、会議をせずに物事を進めるのは困難になる。会議をせずに勝手に物事を決めて、怒られ…

なぜ日本の風邪薬は、無理することが前提になっているのだろうか

風邪の季節である。街を歩けば、マスクをしている人を見かける。電車やテレビで、風邪薬のCMを見にする機会も、とても多くなった。 テレビCMにせよ、電車の車内広告にせよ、僕が昔から日本の風邪薬で「酷い」と思っているのは、どの風邪薬も「無理すること」…

怒鳴る上司に、怖い先輩――「恐怖」で人を動かそうとする人たち

もう21世紀になって10年以上が経つが、会社という組織では未だに「恐怖政治」が横行しているようである。後輩や部下に仕事をさせるために、怒鳴ったり、脅したりする上司や先輩が、あなたの周りにもいないだろうか。「いない」と断言できる人は、仲間に恵ま…

儲かるという理由で、ブラック企業に加担する人たち

日本社会にはブラック企業が跋扈しているが、こういった会社に入れ知恵をすることで、お金を儲けている人たちがいる。今日は、そんな人たちについて少し書きたい。

「権利行使には義務が伴う」というフレーズに対するよくある誤解

昨日、片山さつき氏の人権天賦説放棄発言についての記事を書いたが、この記事に対する反応で、「権利行使に義務が伴うことは自然」という反論をする人がtwitterなどを見るとちらほらいたようである。

片山さつき(と自民党)は日本全体をブラック企業に変えるつもりなのか

片山さつき氏の以下のツイートが、話題になっている。

忙しいのが好きな人は仕事ができない

世の中には、不思議なことに「忙しいのが好き」という人がいる。スケジュール過密の中、バリバリと仕事をこなす自分に、言ってしまえば心酔している。「仕事が好き」という人の半分ぐらいは、この「忙しいのが好き」タイプだと僕は思う。

年収100万円の豊かな節約生活術:豊かさとは何かを考える

労働から自由になろう、と思った時に取る道は大きく2つある。1つは、生涯賃金相当の金を一気に稼いで早期にリタイアする方法、もう1つが、生活費を極力抑え、生きるのにかかるお金を少なくすることで生涯に稼がなければならないお金を減らす方法だ。

App Storeのレビューに、日本のモンスター消費者の片鱗を見る

日本のApp Storeのレビューが酷いという話は有名である。例えば、これはとある無料のニュースアプリのレビューだ。

「ニート」って言うな!:歪んだニート言説を払拭するために

「ニート」が社会問題と捉えられるようになってだいぶ経つ。ニートと称される若者は急増中であり、最近の若者は、「働くこと」に意欲を感じていないと、メディアは報道し続けている。