脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「そんなんじゃ社会で通用しないぞ」←社会って何?

新入社員や若手社員に対する説教の決まり文句に、「そんなんじゃ社会で通用しないぞ」というのがある。僕はこの文句も、こういうことを言う人も好きではない。

「些細なことでも感動して、幸せを感じる」というスキル

世界的に見て、日本が物質的に豊かな国であるということは紛れも無い事実だ。生活必需品は質にこだわらなければ誰でも手に入れられるし、吉野家に行けば、飛び切り美味しい牛丼がわずか380円で食べられる。生活インフラの安定感は抜群で、断水や停電も滅多に…

有給を取ることは「申し訳ない」ことなのか

果たして、有給を取ることは、「申し訳ない」ことなんだろうか。

採用ページという名の企業広告

あなたが就職活動中だったり、あるいは現在転職を考えているとしよう。その際には、とりあえず目ぼしい会社の採用ページを見たりすることになると思う。今日書きたいのは、この採用ページについてだ。

学生気分は永遠に抜かなくていい

新入社員を説教する決まり文句に、「学生気分が抜けていない」というのがある。僕は、この文句が心から嫌いだ。

会社は小学校ではないが、社員も奴隷ではない

部署異動の直後、まだやり方を教わっていない仕事を上司に突如振られ、「教わっていない仕事はできません」と答えたところ、「社会人でそれは通用しない」と頭ごなしに叱られた、今後はどうすればいいだろうか?というものだ。

副業禁止規定って何のためにあるの?

就業規則に、副業禁止規定なるものが存在している会社がある。今日はこの規程について、少し書きたいと思う。

無理して日経新聞なんて読まなくていい

社会人になったら日経新聞を読め、とか、就職活動をするなら日経新聞は読んでおいたほうがいい、といった不思議な意見を言う人がいる。朝日や読売を毛嫌いしているのに、日経新聞にだけはなぜか寛容な人もいる。こうやって日経新聞に絶大な信頼を寄せている…

会社は、社員に休暇の理由なんて尋ねるな

あなたが、有給休暇を取得しようとしているとしよう。不思議なことに、日本の会社の中には、休暇の理由を書いたり告げたりしないと休暇が取得できないというところもあるようだ。「私用のため」とだけ書いて休暇願を出したら、もっとくわしく書かないと駄目…

『働くことがイヤな人のための本』:働くことを真剣に哲学する

今日紹介する『働くことがイヤな人のための本』(中島義道)は、一度でも「仕事とは何なのだろうか」と問うたことがある人には、お薦めの本だ。

ヤマトの宅配会社の人が、汗水たらして運んでいるのは忘れてはならない事実

ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイの前澤友作社長が、Twitterで以下の発言をして、炎上状態になっている。

真のロジカルシンキングを獲得するために:『論理トレーニング101題』

トレーニングの教材として僕が最もお薦めしたいのが、『論理トレーニング101題』(野矢茂樹)だ。コンサルタントが書いたロジカルシンキングの本と違って、この本には、MECEもロジックツリーも出てこない。代わりに、正しい接続表現を選択したり、議論の骨格…

年収1000万円の人は、年収500万円の人より2倍幸せなのか

昨日、「幸せになるために必要なお金は人それぞれだ」という内容の記事を書いたが、今日も、これについてもう少し考えてみようと思う。

幸せになるために必要なお金は、人それぞれだという事実

ほぼ成長しきってしまった現代日本では、年収を上げることがそのまま幸福度の上昇につながるとは必ずしも言えない。そろそろ各々の価値観を尊重した、多様なライフスタイルを受け入れるような社会を構築するフェーズに来ていると僕は思う。

就活を意識した大学生活なんて送るべきじゃない

大学に入学した直後の1年生のうちから、就職活動の準備に熱心な学生がたまにいる。彼らは、学生団体に所属したり、企業と学生の交流会のようなイベントに参加したりして、講義にも出ずに就職活動の前哨戦にのめり込んでいる。

「ゆるい」社会もたぶんそんなに悪くない

日本社会には、「ゆるさ」がほとんどない、ということを最近よく考えている。例えば、日本の鉄道運行は異常なまでに正確だ。朝、列車が詰まっていて駅への到着が定刻より2分遅れただけで、駅員は謝罪のアナウンスをしている。世界的に見ても、ここまで鉄道運…

「仕事があるだけ幸せ」とは限らない:正社員は命に変えてもしがみつくべき地位なのか

たとえ正社員で雇用自体が安定していたとしても、労働条件が過酷で、健康を害してしまったら元も子もない。酷い職場で被害を受けるのは体だけではない。心まで蝕まれる可能性がある。こんな状態に追い込まれて取り返しの付かないことになるくらいだったら、…

朝寝坊の価値――朝活について

ここ数年で、急に「朝活」という言葉を目にする機会が増えた。もっとも、早起きをして朝の時間を有効活用しようというライフスタイル自体はかなり昔から存在していて、「朝活」の内容自体に特に目新しいものは見当たらない。「早起きは三文の徳」ということ…

ニートは憲法違反なのか?

憲法27条を根拠に、ニートは憲法違反だ!という主張を繰り広げる人がたまにいる。例えば、ワタミの渡邉美樹社長は、テレビでこの条文を根拠に、ニートよ働けと主張していたらしい。

もう過労死を出した会社は廃業にしろよ、マジで。

殺人企業には、しかるべきペナルティを課すのがどう考えても公平である。少なくとも営業停止、ケースによっては廃業というくらいの厳罰をもって臨んではどうだろうか。社員を過労死に追い込んでおきながら、平然と何事もなかったかのように営業を続ける企業…

就職支援セミナーに参加した時の話

今はこんなブログを書いているが、白状すると、僕も学生時代に就職支援セミナーなるものに一度だけ参加したことがある(もっとも、自分から行こうと思ったのではなく、友人の強い誘いがあって、完全に興味本位で参加したのだが)。今日は、その時の話につい…

残業ゼロの仕事を探そうとしても見つけられない国、日本

僕は残業が心から嫌いである。できることならば一秒だって残業はしたくない。毎日定時に帰って、家で自分の趣味の読書や映画鑑賞、プログラミングなどをして過ごしたい。休日出勤なんて論外だ。休日は一秒も会社のことなんて考えたくない。

中途半端な就職支援が、学生を不幸にしているという現実

専門学校や、一部の私立大学は、学生を集めるために就職率の高さを全面に出す。専門学校はともかく、大学がこうやって学生集めのために、本来の役割を忘れて就職支援に必死になること自体に僕は大きな疑問があるのだが、今回はそれについては横に置いておく…

どんな時間術を駆使しても、あなたが「時間に追われる」ことから開放されない理由

日本で生きていると(特に、都市に住んでいると)時間を消費するものから、生きるものに完全に変えるのは難しい。でも、このような観点を忘れずに、少しでも「生きる」ことができる時間を増やしていくことで、日々の「時間に追われる感覚」は少しずつ変わっ…

新入社員が三連休をどう過ごそうと勝手だという話

当然のことなのだけど、会社が社員の休日の過ごし方に干渉するなんて絶対にあってはならない。休日分の給料はもらっていないわけなのだから、休日をこう過ごせと会社に命令される筋合いはない。休日に勉強したり仕事をしたい人は勝手にやったらいいと思うけ…

副業は「楽しく続けられること」を選ばないと基本的にうまくいかない

「会社は辞めたいが、いま辞めると収入が途絶えるのでなかなか辞められない」という人はたくさんいると思う。そういう人が、とりあえず手を出してみるのが副業である。会社に拘束されない時間でブログを書くとか、中古本のせどりをするとかして副収入を得て…

ブラック自慢、残業自慢はみっともない

基本的に、会社がブラックであるとか、残業が多いというのは、相対値で議論すべきことではない。みんなが残業を100時間しているからと言って、その状態が正常な状態ということにはならないはずだ。周囲と同じだったら、異常な状態も特に異常とは感じない、と…

ベンチャー企業に入る前に、まず最初に考えなければならないこと

ベンチャー企業と聞くと、どうしても華々しいイメージが先行してしまい、このような過酷な側面が強調されることはあまりない。誤解をおそれず書いてしまうと、勤務時間やプレッシャーに関してはベンチャー企業とブラック企業はほとんど変わらない。だから、…

仕事で成功する≠人生で成功する ということ

本屋に行けば、「成功」という言葉がタイトルに入った自己啓発本やビジネス書が嫌でも目に入る。Amazonで「成功」というキーワードで本を探せば、10000件を超える商品がヒットする。こんなに成功があふれていると、成功というのは実はだいぶ安っぽいものなん…

平気で講義開始日に内定式をぶつけてくる企業の無神経さについて

昨日10月1日は、内定式が全国の大小様々な企業で行われたことと思う。このブログを読んでいる人の中にも、もしかしたら内定式に参加したという人もいるかもしれない。10月1日は講義の開始日でもある。内定式と講義がバッティングして、自分の取っている講義…