脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

2016-01-01から1年間の記事一覧

会社員には「長時間労働をする自由」など必要ない

電通の過労死事件を受けて、長時間労働についての議論がいま盛んになってきている。そんな流れの中、こちらの記事を読んだ。 www.outward-matrix.com 「長時間労働の是非」について議論をしていると、このように「残業をしたくてしている人の自由まで奪うの…

「マネたま」でマネジメントについての連載がはじまりました

株式会社カオナビが運営するウェブメディア「マネたま」で、マネジメントについての連載をさせていただくことになりました。 第1回目は既に公開されています。 www.manetama.jp この連載は「脱社畜ブログ」流マネジメントハックというシリーズで、大体月に1…

Carlova360 NAGOYA(カルロバ名古屋)さんで「脱社畜」選書フェアがはじまりました

リブロ系列のCarlova360 NAGOYA(カルロバ名古屋)さんにて、「脱社畜」選書フェアというフェアがはじまりました。働き方関係の本を中心に(一部そのカテゴリに当てはまらない本もあります)28冊ほど選ばせていただきました。ちゃっかり、自分の本も入ってま…

起業自体を目的にしてしまうとそれはたぶん失敗する

こちらの記事を読んで。 www.ishidanohanashi.com 彼の決断は既に社会に出ている大人にはだいぶあぶなっかしく見えるようで、はてブのコメントの8割は批判的な内容だ。僕もこの決意エントリを読んで正直なところ彼の将来にかなりの不安を感じたのだが、もう…

出版不況の原因は「活字離れ」ではない:『「本が売れない」というけれど』(永江朗)

本郷三丁目駅の近くに、ブックス・ユニという小さな本屋がある。学生時代、たまにこの本屋で雑誌を買って退屈な授業中に読んだりしていたのだけど、今日前を通りかかったら9月30日で閉店という張り紙がしてあった。本を買ったことがある本屋が閉店するいうニ…

『情報の文明学』(梅棹忠夫)の予言は現在も着々と実現されている

アルビン・トフラーが1980年に『第三の波』によって情報化社会の到来を予言する17年前、日本で既に情報化社会の到来を予言していた人がいた。民族学・比較文明学者の梅棹忠夫である。その世界的に見ても歴史的だといえる論文「情報産業論」が、本書『情報の…

「教員は勉強を教えるだけの職業」でいいんじゃないの?

こちらのまとめが話題になっていた。 togetter.com 昔、教員のうつ病発症率は普通の企業に勤務する会社員の2.5倍なんて記事をどこかで目にしたことがあるが、そちらの真偽はともかく、教員に多大な負担がかかっているのは間違いない。上の記事にある16時間と…

読書が好きな人にこそ読んでもらいたい『読んでいない本について堂々と語る方法』

ピエール・バイヤールの『読んでいない本について堂々と語る方法』という本を読んだ。 読んでいない本について堂々と語る方法 作者: ピエール・バイヤール,大浦康介 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2008/11/27 メディア: 単行本 購入: 17人 クリック: 30…

横浜市男女共同参画推進協会の情報誌「フォーラム通信」にインタビューが掲載されました

少しお知らせするのが遅くなってしまったのですが、横浜市男女共同参画推進協会の情報誌「フォーラム通信」に僕のインタビューが掲載されました。こちらのウェブサイト上で全文読むことができます。横浜市に住んでいる方は駅などでも配布しているらしいので…

『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』の韓国語版が出版されました

なんと、拙著『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』の韓国語版が先日出版されたようです。残念ながら、僕は韓国語がまったわからないため「出版された」という話を聞いても調べる術がなかったのですが、先日ようやく実物を受け…

外部媒体(ウリドキニュース)に寄稿しました

縁あって、ウリドキニュースさんに寄稿をしました。 "ウリドキ"という名前からもわかるように、ウリドキニュースはものの売り買いについての記事を多く配信するメディアなんですが、企業で会社員として働いて給料をもらうというのもある意味では「売り買い」…

恋愛指南書に見せかけた「人とのつきあい方」の指南書――『仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。』

サイボウズ式でご一緒させていただいている桐谷ヨウさん(旧ファーレンハイトさん。id:fahrenheitize)がいよいよ本を出版された。 仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。 作者: 桐谷ヨウ 出版社/メーカー: ワニブ…

退職金を目当てに会社にしがみついてはいけない理由

こちらを読んで。 cild.hatenablog.com この記事だと、退職金はどんな会社でも正社員であればほぼ確実にもらえるような書き方をしているが、現実にはそういうわけでもない。 マクロトレンドとしては、むしろ退職金は廃止の方向に向かっており、それはここ数…

何かをしないと決めることは、何かをすると決めるのと同じ価値がある――『しないことリスト』

編集者の方経由でいただきました、ありがとうございます。 しないことリスト 作者: pha 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2015/12/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (5件) を見る 本書は『ニートの歩き方』でおなじみのphaさんの…

『今すぐ中国人と友達になり、恋人になり、中国で人生を変える本』書評

特に周囲に中国人がいるわけでもなく、中国に旅行に行く予定もないのだけど、本屋で見かけて面白そうだったので買って読んでみた。 今すぐ中国人と友達になり、恋人になり、中国で人生を変える本 (星海社新書) 作者: 井上純一 出版社/メーカー: 講談社 発売…

最近の有料note問題に見る"有料のほうが「コンテンツが面白い」"の大嘘

どうやら最近、「ブログをやめてnoteに行こう、無料コンテンツよりも有料コンテンツだ」みたいなことを言っている人が一部でいるらしく、そういう話題をはてなブックマークなどで見る機会が非常に多くなってきているような気がする。 個人的な感想としては、…