脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

職場に不満があるなら、転職という選択肢はいつでも持っておくべき

こちらを読んで。 この記事には反対意見も多く、僕自身も賛同できなかったのでツイッターにちょろっと意見を書いた。基本的に、僕は「転職しないほうがいい」という意見を強く言う人をあまり信用していない。もちろん、過剰に転職することを煽る人も同程度に…

「これからの飲み会のカタチ」という座談会に参加しました

先日、こちらの座談会に参加させていただきました。 nomikatakaikaku.com 飲み会については、過去にこのブログや東洋経済オンラインなどでも書いたことがあるんですが、僕は基本的に会社で「強制的に」飲み会を開催することについては否定的です。 dennou-ku…

選挙カーで名前を連呼する行為は法律で禁止にすべき

統一地方選が近い。僕の住む地域でも区議会議員と区長の選挙があるので、連日のように選挙カーを見かける。そして、運動員や候補者が熱心に名前を連呼している。正直なところ、これはなかなか鬱陶しい。家の中にいても聞こえるので、心の平穏が乱される。 前…

校則がアホらしいということはたぶん教師もわかっている

こちらを読んで。 headlines.yahoo.co.jp 校則によく現れる謎の文言に「〜らしい」とか「〜にふさわしい」というものがある。僕が通っていた公立中学校の生徒手帳にも、「中学生にふさわしい服装」とか「中学生にふさわしい髪型」といった表現が頻出していて…

ブラック企業に入っても実力はつかない

以前、ものすごく技術力が低い開発会社と一緒に仕事をしたことがある。詳細な話は書くことができないのでぼかして書くが、その会社はコードの品質が低いことはもちろん、一切テストしていないものを「できた」と言い張って納品してきたり、危険な本番オペレ…

「給与は前職を考慮して決める」という奇妙な習慣

Googleに入社した人が「どうやってGoogleに入社したのか」を記事にするというのが流行っているようで、最近そういうブログ記事をいくつか読んだ。 kumagi.hatenablog.com この記事の中で、特に印象に残ったのが以下のくだり。 当時の年収の653万という数字に…

「異動させること」自体を目的にした人事異動が日本の生産性を下げている

3月・4月は人事異動の季節である。 インターネット業界のような歴史の浅い企業で働いている人にはあまりなじみがないかもしれないが、日系の大企業や公務員などの場合、3月に内示が出されて4月に異動という形でごっそりと人が動くというところは多い。もしか…

職場の近くに住んでみたら想像してたよりも何倍も人生がはかどった

こちらを読んで。 anond.hatelabo.jp 職住近接について、世の中にはいろんな意見がある。賛成派は、近くに住めば移動時間がなくてとてもいいと言う。一方で反対派は、近くに住むと逆に遅くまで会社に居残ることになって意味がない(「終電」というタイムリミ…

『サルたちの狂宴』:成功譚では語られないスタートアップのリアルを知る

実は、スタートアップを扱った本があまり得意ではない。すべての本にあてはまるわけではないが、綺麗事ばかり並べている本が多いと感じるからだ。もちろん、成功譚は読んでいてそれなりに面白いし、時にはそれを読んで自分も頑張ろうという気持ちになったり…

「結束力のあるチーム」が良いチームだとは限らない

「結束力」という言葉は、基本的にポジティブなものだと捉えられている。それこそ日本では小学校ぐらいから「クラスが一丸となって」何かをやり遂げることは良いことだと教えられるし、会社に入ってからも「部署内の結束力を高めるため」と称して飲み会が行…

『僕たちはもう帰りたい』:「もう帰りたい」と思えるのは、今よりも良い場所を知っているから

こちらの本をお送りいただきました。ありがとうございます。 僕たちはもう帰りたい(ライツ社) 作者: さわぐちけいすけ 出版社/メーカー: ライツ社 発売日: 2019/03/16 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 『僕たちはもう帰りたい』。この本のタイ…

給料目当てでスタートアップに転職するのはあまりよくないという話

本日の日経新聞朝刊の記事を見て、少し違和感を覚えた。 www.nikkei.com 記事によると、スタートアップの年収相場が直近7年間で4割増えて、平均で年収720万円になったとのこと。勘違いして欲しくないのだが、僕は別に給与水準が高くなっていること自体をよく…

『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』の中国語繁体字版が出版されました

拙著『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』が韓国語版に続いて、中国語繁体字でも翻訳されて出版されたようです。主に台湾、香港、マカオで売られているようです(本土での発売はまあ内容的にも無理でしょう)。 韓国語版の時も…

「叱られ方」を学べという本末転倒な発想

Twitterを見ていたら、NHKの「おはよう日本」でこんな特集をやっていたことを知った。 www.nhk.or.jp 特集では、大正大学で内定を取った4年生向けに行っている研修の内容が紹介されている。この研修で学ぶのは「叱られ方」だ。「叱り方」ではなく「叱られ方…

「ある企業がブラック企業かどうかは人それぞれ」という意見の危うさ

以前、ある企業がブラック企業かどうかの判断は、結局のところ人それぞれだという意見を聞いたことがある。 たとえば、激務で残業が非常に多い会社があったとする。この会社は、早く家に帰ってプライベートを充実させたい人にとってはブラック企業に見えるか…

転職のきっかけはネガティブなものでも全く問題ない

こちらの記事を読んだ。 まず先に態度を表明しておくが、僕はこの記事の内容には全く賛同できない。この記事のような、いわゆる「逃げの転職」を否定する人をよく見かけるが、それはあくまで印象論でしかない。この記事には「今ダメな人は、どこに行ってもダ…

『NO HARD WORK!: 無駄ゼロで結果を出すぼくらの働き方』:大企業でもスタートアップでもない、第三の道

NO HARD WORK!: 無駄ゼロで結果を出すぼくらの働き方 作者: ジェイソンフリード,デイヴィッドハイネマイヤーハンソン,Jason Fried,David Heinemeier Hansson,久保美代子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2019/01/22 メディア: 単行本(ソフトカバー) こ…

ほとんどの会社員には、業務を効率化するインセンティブがない

こちらを読んで。 上のリンクはどうも話ができすぎているような気がするが、会社員の業務効率化については、課題が多い。 「働き方改革」の文脈で、残業削減のために業務を効率化して早く帰ろうという主張を耳にすることがある。仕事が早く終わればそれだけ…

70歳以上まで「働きたい」のか「働くしかない」のか

今日の日経新聞朝刊の一面に、こんな記事が載っていた。 この調査の詳細については、以下のページで見ることができる。 調査対象は全国の18歳以上の男女で、働き方から政治への意見、夫婦の役割分担に対する考え方まで幅広く質問しており、結果はなかなか興…

読んだ本の内容は忘れてしまってもいい

読書にまつわる意外とポピュラーな悩みに、「読んだ本の内容をすぐに忘れてしまう」というものがある。 そういう経験は僕にもある。たとえば、友人と雑談をしていて、友人が既に自分が読んだことがある小説を最近読んだ、という話をしてくる。「あ、それ、僕…

「不公平」という思考は仕事が我慢大会になっているから出てくる

こちらの記事を読んで。 僕自身はタバコを吸わないし、仕事中に喫煙所に出入りする人を見て特に不公平だと思ったことはない。現在に至るまでいくつかの職場で仕事をしたが、休憩は各自の判断で勝手にとってよいというタイプの職場でしか働いたことがないので…

「やらされている」仕事と「やっている」仕事

労働関係の法律を読んだりすると、よく「使用者」とか「被用者」とかいう言葉が出てくる。平たく言えば前者は経営者のことで後者は従業員のことなのだが、この言葉の背景にあるのは「使う/使われる」という関係であり、これを言葉通りに解釈すると仕事とは経…

オンラインサロンはすべて悪なのか?

脱社畜サロン騒動に巻き込まれた(脱社畜サロンと脱社畜ブログは無関係です参照)ことをきっかけに、オンラインサロンというサービスそのものについて考えてみることにした。 ネット上には、オンラインサロンについて批判的な意見が少なくない。たしかに、オ…

晩婚化・非婚化と少子化について:『少子化論―なぜまだ結婚、出産しやすい国にならないのか』

こちらのニュースを見て、そういえば少し前に、少子化について下記の本を読んだことを思い出した。 少子化論―なぜまだ結婚、出産しやすい国にならないのか 作者: 松田茂樹 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 2013/04/01 メディア: 単行本 この商品を含むブ…

脱社畜サロンと脱社畜ブログは無関係です

「脱社畜サロン」とかいう名前のオンラインサロンが炎上している。はじめに言っておくと、この炎上している脱社畜サロンとこのブログ(脱社畜ブログ)は何ら関係がない。 この界隈とは基本的に距離を置いておきたいと思っていたので普段は言及しないようにし…