脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「給与は前職を考慮して決める」という奇妙な習慣

Googleに入社した人が「どうやってGoogleに入社したのか」を記事にするというのが流行っているようで、最近そういうブログ記事をいくつか読んだ。 kumagi.hatenablog.com この記事の中で、特に印象に残ったのが以下のくだり。 当時の年収の653万という数字に…

「異動させること」自体を目的にした人事異動が日本の生産性を下げている

3月・4月は人事異動の季節である。 インターネット業界のような歴史の浅い企業で働いている人にはあまりなじみがないかもしれないが、日系の大企業や公務員などの場合、3月に内示が出されて4月に異動という形でごっそりと人が動くというところは多い。もしか…

職場の近くに住んでみたら想像してたよりも何倍も人生がはかどった

こちらを読んで。 anond.hatelabo.jp 職住近接について、世の中にはいろんな意見がある。賛成派は、近くに住めば移動時間がなくてとてもいいと言う。一方で反対派は、近くに住むと逆に遅くまで会社に居残ることになって意味がない(「終電」というタイムリミ…

『サルたちの狂宴』:成功譚では語られないスタートアップのリアルを知る

実は、スタートアップを扱った本があまり得意ではない。すべての本にあてはまるわけではないが、綺麗事ばかり並べている本が多いと感じるからだ。もちろん、成功譚は読んでいてそれなりに面白いし、時にはそれを読んで自分も頑張ろうという気持ちになったり…

「結束力のあるチーム」が良いチームだとは限らない

「結束力」という言葉は、基本的にポジティブなものだと捉えられている。それこそ日本では小学校ぐらいから「クラスが一丸となって」何かをやり遂げることは良いことだと教えられるし、会社に入ってからも「部署内の結束力を高めるため」と称して飲み会が行…

『僕たちはもう帰りたい』:「もう帰りたい」と思えるのは、今よりも良い場所を知っているから

こちらの本をお送りいただきました。ありがとうございます。 僕たちはもう帰りたい(ライツ社) 作者: さわぐちけいすけ 出版社/メーカー: ライツ社 発売日: 2019/03/16 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 『僕たちはもう帰りたい』。この本のタイ…

給料目当てでスタートアップに転職するのはあまりよくないという話

本日の日経新聞朝刊の記事を見て、少し違和感を覚えた。 www.nikkei.com 記事によると、スタートアップの年収相場が直近7年間で4割増えて、平均で年収720万円になったとのこと。勘違いして欲しくないのだが、僕は別に給与水準が高くなっていること自体をよく…

『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』の中国語繁体字版が出版されました

拙著『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』が韓国語版に続いて、中国語繁体字でも翻訳されて出版されたようです。主に台湾、香港、マカオで売られているようです(本土での発売はまあ内容的にも無理でしょう)。 韓国語版の時も…