脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

会社を辞めました

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私事ですが、先日、2年ほど勤めた会社を退職しました。

 

会社を辞めた理由ですが、細かい話はまぁ色々とあって実際にはそれほど単純ではないんですが、大きく(1)そろそろ会社のハードワーキングな働き方がキツくなってきたということと、(2)会社の外で色々とやってみたいことが多くなってきた、という2点に集約されると思います。

 

(1)についてですが、僕が働いていた会社は、実際ハードワーキングな職場でした。もっとも、某居酒屋チェーンのようなブラックかというとそんなことはないです。お給料は仕事が忙しいぶんそれだけ高めに貰っていましたし、法令遵守も行き届いていました。タクシーで深夜帰宅する際には、タクシー代も会社から出てました。たまに、ブログの内容から僕がブラック企業で酷い仕打ちをうけながら働いていると勘違いする人がいますが、それは間違いです。以前、職業選択マトリクスという記事を書きましたが、それでいうところの「ハードワーカー」に位置する仕事だったと思っていただければいいと思います。

 

この手のハードワーカー的な仕事は基本的に長く勤められるものではないです。中には、こういうハードワーキングな職場で何年も勤められるという人もいるとは思いますが、僕のような一日最低8時間は寝たくて、毎日散歩に出かける生活を理想とする人間には、ちょっと行き過ぎた職場でした。こういったハードワーカー的な職場は、働けば働くほど(在職期間が長くなるほど)会社への強いコミットを求められるようになっていきますが、そろそろ求められるコミットの量が僕の許容できるラインを超えそうになっていたので、退職することに決めました。

 

会社に就職する前は、自分で会社をやっていたので、僕はこの「会社へコミットする」という行為の意味が最後まで理解できませんでした。自分が経営する会社であれば、それこそ365日24時間自分の持てる力を全て投入するというのも十分理解できるのですが、雇われているという立場ですと、どんなにコミットしたところで給料の額がちょっと上がるぐらいです。仮に会社に100億円儲けさせても、その報酬として10億円ぐらいポンと貰える、というようなことはありえません。こういった、会社員の限界のようなものが、個人的にはどうしても受け入れられませんでした。会社が上場を目指しているベンチャー企業で、ストックオプションの割り当てがあったりしたらまた違ったのかもしれませんけど。

 

(2)についてなんですが、僕はもともとプライベートプロジェクトでスマホアプリを作ったりWebサービスを作ったりなどもやっていて、会社以外にも一応収入があります。こういった収入源に頼ればしばらくは死なずにやっていけそうなので、この手のプロジェクトをもう少し拡大していきながら、会社以外でやれることを増やしていったほうが、個人的には楽しいだろう、と考えるようになりました。

 

個人的に作ってみたいスマホアプリやWebサービス、書いてみたい文章、行ってみたいところ、読みたい本などが山積みになってきており、少しずつであれば会社員をしながらでもこういったものを消化していくことは可能なのですが、別に住宅ローンを払っているわけでも子どもを養っているわけでもないので、いったん「やりたいこと」そのものに注力してみることに決めました。不安が無いかと言われれば、さすがに一切ないとは言えないのですが、僕にとってはこのまま騙し騙し働きながら、老いていくというほうが不安でした。

 

今後やろうとしていることの計画も一応それなりにあるので、残念ながら完全に働かなくて済むという状態にはまだ到達できないのですが、しばらくはのんびりと過ごそうと思っています。ちょっと働き過ぎて疲れてしまいました。比較的時間があるので、何か面白い話がありましたらぜひ教えて下さい。もっとも、あやしいネットワークビジネスの勧誘とかはご勘弁願います。

 

ブログは今後も平常通り続ける予定ですので、引き続きよろしくお願いします。

 

日野瑛太郎(@dennou_kurage)

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※ あと、今回のエントリは完全に僕個人の話ですので、「会社を辞めろ」とか「ノマド礼賛」とかそういう趣旨のエントリでは決してないです。最近、脱社畜ブログをそういうふうに読む人が一部にいるようなので、一応釘を刺しておきます。

 

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