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脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

レバテックキャリアに訪問取材をしてきました

取材記事

 

先日、IT・Web業界専門の転職サイト「レバテックキャリア」を運営するレバレジーズ株式会社に訪問取材に行ってきました。

以前、このブログの転職エージェントについての記事でも紹介したとおり、レバテックキャリアはいわゆる専門特化型に分類されるエージェントで、IT・Web業界への転職を専門的に扱っています。

今回の取材で主にお話を聞かせていただいたのは、レバテックキャリアで実際にキャリアアドバイザーを担当されている向井達也さんです。レバテックキャリアのサービス内容から、転職市場で好かれるエンジニアの条件、最近のエンジニア市場の動向などまで、幅広く質問させていただきました。

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キャリアアドバイザーの向井達也さん

レバテックキャリアに登録してから内定獲得まで

――本日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございます。どうぞ、よろしくお願いします。

向井さん:よろしくお願いします。

――まずはじめに、レバテックキャリアの公開求人数と非公開求人数を教えていただけますか?

向井さん:公開求人数については、日々変動しますが概ね1,500件〜2,000件くらいで推移しています。これはウェブサイト上で確認できます。非公開求人数については正確な数字は言えないのですが、ざっくり4,000件から5,000件くらいです。

――登録されている方の年齢構成比はどうなっていますか?

向井さん:一番多いのが、20代後半から30代半ばぐらいの方ですね。他にも20代前半の方、30代後半から40代の方も一定数はいらっしゃいますが、やはり転職市場で一番動くのが20代後半から30代半ばぐらいまでなので、登録者のボリュームゾーンもこれに一致します。このぐらいの年齢で一回目の転職を検討しているという方も多いですね。

――登録してから実際に内定を獲得するまでの流れを教えてください。

向井さん:まずウェブサイト上からご登録いただくと、弊社の担当の者よりご連絡をさせていただき、現在の転職活動の状況を簡単にお伺いいたします。その後、実際にカウンセリングにご来社いただいて、応募企業を選定→面接→内定→ご入職というフローで進みます。

――カウンセリングの前の連絡は、電話が来るのでしょうか?

向井さん:そうですね、登録後の最初のご連絡は、基本的にはまずお電話で行っています。電話で状況を簡易的にヒアリングさせていただき、細かい時間や条件などについてはメールにてご連絡させていただいております。

――カウンセリングではどのような話をするのでしょうか?

向井さん:カウンセリングの時間は2時間前後で、前半の1時間で現在の状況や、どういった転職を希望しているのかなどについてお伺いします。その後いったん中座させていただき、後半の1時間では実際に求人をご紹介します。

そこでご紹介しきれなかった求人については、後ほどメールなどでご紹介することもございます。

――職務経歴書などの書類も、カウンセリング時に見ていただけるのでしょうか?

向井さん:はい。最初のカウンセリングの前にご提出いただいたものについては、キャリアアドバイザーが事前に確認し、伝わりにくい点などがあればカウンセリング時にアドバイスをさせていただきます。

――応募企業についても、何かアドバイスをいただけたりするのでしょうか?

向井さん:はじめての転職の方などの場合には、カウンセリング時に一般的な面接の対策をお話しすることもあるんですが、個別企業対策についてはカウンセリングの時点では行わないことが多いです。

実際に面接をすることが決まった場合には、面接内容をメールでお送りすることは当然として、それぞれの企業担当が「こういった企業様なので、こういう点を重点的に勉強してください」といったような個別対策の電話を必ず差し上げるようにしています。もちろん、面接後のフォローアップなどもしっかり行っています。

――活動を完了されるまでの平均的な活動期間はどのぐらいなのでしょうか?

向井さん:概ね1ヶ月半から2ヶ月程度が平均的な活動期間になります。本当に早い方ですと、登録から1週間から10日程度で活動を終えられる方もいらっしゃいます。

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カウンセリングに使われる部屋。圧迫感がないのでリラックスして話ができそうです。

エンジニアの転職理由で一番多いのはキャリアアップ

――レバテックキャリアに登録される方は、どのような転職理由の方が多いのでしょうか?

向井さん:基本的には、キャリアアップを目的に転職を検討されている方がほとんどです。

「今の仕事と同じ種類の仕事をさらに深めたい」という方もいますし、たとえば「インフラエンジニアで現在サーバーを主に見ている方が今度はネットワークまで担当できるようになりたい」といったように、今よりも、もう少し仕事の幅を広げる形でのキャリアアップを望まれる方もいます。

――「とにかく年収アップが第一の目的」という方はあまりいないのでしょうか?

向井さん:年収アップを第一に上げる方がまったくいないというわけではありません。

ただ、実際には年収はキャリアについてくる場合がほとんどですので、順序としては「まずキャリアがあって、それに付随する形で年収」というように考えている方が多いです。

――僕の周囲ではよく見かけるのですが、たとえばSIerからWebエンジニアに転向したいといったような「大きなキャリアチェンジ」にチャレンジしたくて転職を希望する人もいるのでしょうか?

向井さん:はい、いらっしゃいます。そして、実際に成功される方もいます。

もちろん、職務上未経験な仕事に転職をすることは簡単なことではないですが、今の職場で努力をした上で、さらに仕事以外でもご自身で勉強をされている場合であれば、こういった希望もかなえられる可能性があります。

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オフィスには緑がいっぱいありました

レバテックキャリアだけの強み

――レバテックキャリアの「ここだけは他のエージェントには負けない」という強みを教えてください。

向井さん:はい、これは2点あります。まず1点目は、ITやWeb業界の転職についてお伝えできる情報量です。私どもはIT・Webに特化しているということもあって、この業界についての知識やお伝えできる情報量はどこにも負けません。求職者の方から、ご自分のエンジニアのキャリアについて表面的な部分しか伝わらないのではないかという声をいただくことがあるのですが、そのような心配は不要です。

2つ目は、キャリアドバイザーと候補者の方とのリレーションの強さです。レバテックキャリアでは候補者の方とは直接リレーションを築く方針になっていまして、これについては他のエージェントには負けないという自負があります。私の名刺の裏を見てもらえるとわかるのですが、LINEのIDがついていまして、候補者の方とは普段からLINE等で密にコミュニケーションさせていただいております。

カウンセリング以外でも、候補者の方と直接会って食事をしたり、オフィスの下のカフェでお会いしてお話しすることもあります。そうやって直接背中を押したことがきっかけになって、次々と内定を取られた方などもいらっしゃいます。

――なるほど。レバテックキャリアのキャリアアドバイザーの技術理解度が高いという話はよく耳にしますが、いったいどうやってその知識の高さを実現しているのでしょうか?エンジニア出身者がキャリアアドバイザーになるのですか?

向井さん:キャリアアドバイザーが実際にエンジニアとしての業務経験がある者のみということはないのですが、とにかく技術については継続的に勉強をしています。

たとえば、ドット・インストールを見るであるとか、技術イベントに実際に運営スタッフとして関わるなどして「いま注目されている技術や、時代のニーズはどこにあるのか」については常に勉強し続けるようにしています。イベントで登壇者の方から直接お話を伺うことも多いです。

優秀なエンジニアの方であれば、何らかの形で継続的に勉強していると思うのですが、私どもキャリアアドバイザーも同じことをしていると言ってもよいかもしれません。「勉強を継続的に行う」というのは会社の方針でもあります。

社内にはエンジニアもおりますので、彼らに勉強会を開催してもらうこともあります。最近は実際にコードを書いてみるということもはじまりまして、先日私もGitHubのアカウントを作成しました。週一程度でエンジニアにメンタリングしてもらいつつ、コードをコミットしていっております。

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技術を伸ばし続ける意志を持ち、素直に人の話が聞けるエンジニアが転職に成功する

――転職を成功させることができるエンジニアの条件を教えてください。やはり、エンジニアとして勉強し続けていることは大切ですよね?

向井さん:はい。やはり技術を伸ばし続ける意志を持っていて、勉強し続けている方は企業から声がかかることが多いです。

これは単に「勉強しています」と言うだけではなくて、それを示すだけの行動が備わっていることが大切です。ただ言語を勉強していると言うだけではなく、実際にそれを使って作った動くものがあれば説得力がぐっと上がります。

ブログなどで、技術情報を発信することも有効です。勉強会に登壇して実際に発表をするなどもいいと思います。しっかり勉強されていてさらに行動がともなっている方を支援させていただく場合には、こちらも「頑張って支援させていただこう」という気持ちになります。

――なるほど。仮に今までそのような情報発信などの努力をしてこなかったが、「とにかく転職したい」と思った場合には何かできることはあるんでしょうか?

向井さん:今まで特に勉強や情報発信をしてこなかった人が、付け焼き刃で何かをするというのは正直かなり難しいです。

そういう場合には、「なぜ転職したいのか?」をじっくり考えていただいたくのがいいと思います。今まで具体的な行動に移してこなかったということは、あまり転職の意志が固まっていなかったということでもあると思うので、まずは自身のキャリアの原点をしっかり確認するべきです。

原点に立ち返って考えていただいた上で、「今はまだ転職を考える時期ではなかった」というのであれば、将来の転職活動の開始に向けた「宿題」を出すこともあります。たとえば3ヶ月先なら3ヶ月先と期限を決めて、ある程度腰を据えて情報発信をしたりであるとか、実際に動くものを作るなど、将来の転職活動のための努力をされるようアドバイスしたケースもあります。

――他に、マインド面で大切なことはありますか?

向井さん:実際に候補者の方とお話をさせていただいて率直に感じるのは、「素直に人の意見が聞けるかどうか」はとても大切だということです。

これは私どもキャリアアドバイザーと話す時だけでなく、実際に企業で面接官と話す場合もあてはまります。誰かと話をする際に、相手の言ったことを素直に汲み取った上で自分の意見を言うのと、相手の意見をほとんど聞かずに「いえ、違います。私はこうしたいんです」というのでは相手に与える印象が全然違います。

素直に人の意見が聞けない人だと、面接の場で「融通が効かない」とジャッジをされてしまうことが少なくありません。逆に、素直に人の意見が聞ける人の場合は、あっという間に3つ4つ内定を獲得されて「どれに決めるか悩む」なんてこともよくあります。

――たとえば未経験職種への転職のように、難易度が高い転職に成功される方はどのようマインドの方が多いのでしょうか?

向井さん:まず前提として、今の職場で努力をしきるということが大切です。自分の考えているキャリアを実現するために、今の環境でやれることはすべてやり切った上で、成功する方はさらに個人でもしっかりと努力されています。

たとえばSIerから未経験のWeb業界へ転職する場合などに、会社の業務としては未経験だったとしても、休日に個人で作ったWebサービスが評価されて転職が決まる場合もあります。会社の仕事だけに限定せず、つねにエンジニアとしてのキャリアを高めようというマインドが大切です。

――40代の方の転職などは、たとえば30代前半の方などに比べると年齢が高い分だけ難易度が高くなることが多いと思うのですが、それでも成功される方はどういう方なのでしょうか?

向井さん:ある程度のキャリアを積んだ方の場合、今までの業務経験の中で「その人にしかない強み」を持っていることが少なくないと思います。そして、そのような強みを求めている企業が存在する以上は、たとえ何歳であっても転職に成功する可能性はあります。

年齢が上の方の場合、「なぜ転職をしたいのか?」という転職の目的を完全にクリアにしておくことが若い人よりもより一層大事です。年齢が上がるとどうしても年収などは上がってしまうので、このあたりがクリアになっていない場合、「わざわざ採用する必要がない」という判断になってしまうからです。

転職の目的をクリアにした上で、まずは今の環境でできることをすべてやり、その上で「転職先でこういうキャリアを描きたい」という形がはっきりしている方であれば、私どもが全力でサポートをさせていただきます。

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――最近の転職市場の動向について教えてください。たとえば数年前ですとソーシャルゲーム系の求人が非常に多くなっていたような記憶があるのですが、最近はどのような求人が高まっているのでしょうか?

向井さん:最近ですと、特に特定の事業分野の求人が増えているということはなくて、Web系からSIまで満遍なく求人が多くなっている、と言えると思います。

もちろん、機械学習であるとかIoTといった最近ホットな技術分野はあるのですが、これらは絶対数が多いわけではないのでこういう分野に限らず全体的に求人は多くなってきています。

――つまり、転職を検討中の人にとって今の状況はチャンスだと言えるのでしょうか?

向井さん:はい。有効求人倍率も普段は3倍ぐらいの数字なんですが、最近は4倍を超えているというニュースもあり、企業の人材獲得競争は激しくなってきていると言えると思います。

もっとも、「どんなエンジニアでもいい」ということは全然なく、必要な水準に満たないようであれば当然ですが採用はされません。エンジニアとしての自己研鑽は、求人が増えている今であっても重要です。

「何のための転職なのか?」をぜひしっかり考えていただきたい

――最後に、現在転職を検討中の方に何かお願いしたいことやアドバイスなどはありますか?

向井さん:求職者の方にぜひお願いしたいのは、その転職が「何のための転職なのか?」をしっかりと考えていただきたいということです。

長いエンジニアキャリアの中で、今からしようとしている転職がどのような位置づけにあたるのか、転職をすることで自分は将来どうなりたいのかをしっかりと把握することが、やはり転職活動ではとても大事になってくると思います。

たとえば、「Web系のこのサービスを触りたい」ぐらいの漠然とした動機だけでなく、それが10年後振り返った時にエンジニア人生の中でどのような位置づけになり、どう意味を持つのかはぜひ考えていただきたいです。「なんとなく、これをやってみたい」というのは、もしかしたら本当の目標と照らし合わせると回り道になるかもしれません。

「内定が決まったから、じゃあここで決めましょう」という機械的な推薦を、私どもは一切行っていません。その転職がその人の「何のための転職か?」という問いの答えになっていない限り、まったく意味がないからです。

「何のための転職か?」ということを深く考えられている方であれば、そのために普段努力されていることから、企業に提出する書類の志望動機や面接官との受け答えまで一貫性が出てきます。不遜な言い方で申し訳ないのですが、そういう人の転職活動は非常にスムーズにいきますので、転職を検討中の方にはぜひ「何のための転職なのか?」をしっかりと考えてみていただきたいと思っております。

――向井さん、本日はどうもありがとうございました!

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オフィスの出口ではPepperくんが見送ってくれました

取材を終えて

今回の取材でまず感銘を受けたのは、キャリアアドバイザーの方のエンジニアキャリア観に対する造詣の深さです。IT・Web専門特化ということもあってIT知識は豊富だという噂は聞いていましたが、実際に話してみて噂は本当だったと確信しました。

僕は本業でソフトウェアエンジニアをしていますが、ひとりのエンジニアという立場から見ても、話をしていて違和感を抱くことが一切なかったです。キャリアについての話も、僕の友人のエンジニアたちと同じレベルで話ができるので、転職を考えているエンジニアにとって率直に心強いと感じました。

エンジニアという職種は、つねに勉強して最新技術を追いかけなければいけないという意味で立ち止まることが許されない職種です。キャリアについても、会社がレールを用意してくれ、そこに乗っかればとりあえず安泰の人生が送れるということもありえません。他の職種以上に、自分自身のキャリアについて能動的に日頃から考えることが要求される職種だと思います。

IT系は他業界に比べて昔から非常に人の動きが多い業界ですし、Web系に至っては歴史自体が20年ない会社がほとんどですので、キャリアの舵取りは自分でやらなければなりません。それは厳しいと同時に、自分の人生を自分でコントロールするという点で、とても楽しいことでもあります。

そうやって能動的に自身のキャリアを切り拓きたい人にとって、レバテックキャリアは強い味方になってくれると思います。

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会社員には「長時間労働をする自由」など必要ない

残業

電通の過労死事件を受けて、長時間労働についての議論がいま盛んになってきている。そんな流れの中、こちらの記事を読んだ。

 

www.outward-matrix.com

 

長時間労働の是非」について議論をしていると、このように「残業をしたくてしている人の自由まで奪うのはおかしい」という意見がほぼ必ずと言ってよいほど出てくる。理屈としては理解できない部分もないわけではないのだけど、残念ながらこの意見には賛成できない。

 

この手の意見を要約するなら「長時間働きたい人には長時間働く自由を与えて、残業したくない人は残業しない自由を与える。自分の意志で自由に働き方を選べるようにすべきだ」といった感じになるかと思う。なるほど、たしかに自分の意志が最大限尊重されるという点ではかなり良さそうだ。しかし、本当にそんなことは可能なのだろうか?

 

まず第一に、「自分の意志」を外から推し量ることの難しさを考慮する必要がある。会社から、あるいは周囲から残業をするように無言の圧力をかけられて、「◯◯さんは自分の意志で残業をするんですよね?」と言われて「いいえ、僕は自分の意志で残業するのではありません。帰ります」と言える人が果たしてどれだけいるのだろうか。

 

昔、とあるコンサル会社が労基署に睨まれたため、社員に「◯時以降はすべて自己研鑽のために自由意志で会社に残っています」という書類にサインさせたという話を聞いたことがあるが、このように自由意志は簡単に捏造されてしまう。そういえば、しゃぶしゃぶ温野菜のブラックバイト裁判でも、店側は被害にあったAさんについて「Aさんは自主的に店に来て、店長の制止を振り切って働いていた」という主張をしていた。都合が悪くなると、会社はすぐに「社員が自主的にやっていたことだ」という言い訳を使う。会社と社員の関係において、社員の自由意志を証明することは不可能だ。

 

blackbeitunion.blog.fc2.com

 

また、会社における仕事の大半は複数人でするものである。1日16時間働きたいという長時間労働を前提とする人間と、1日8時間で定時帰宅を前提とする人間が協調して働くのは残念ながらかなり難しいと言わざるをえない。労働時間に対する基本スタンスが異なる複数人が協調して働く場合、日本の会社ではたいてい、一番長い人に合わせることになる。仕事の多くが個人の範囲に閉じていない以上、「長時間労働をするのは個人の自由」という主張は成り立たない。必ず周りの人間を巻き込むことになる。

 

思うに、会社員の長時間労働を禁止することで労働者が被る被害はかなり少ない。残業を禁止しても週40時間は普通に働けるわけだから、勤労の自由は確保されている。もっと働きたいというのであれば、会社員を辞めて独立する自由もあるし、空いた時間で副業をする自由もある。仕事そのものは禁止されても、空き時間に仕事のための勉強をする自由までは制限されていない。残業完全禁止社会は、ディストピアとは程遠い。

 

生産性の面で言えば、残業禁止はかなりの改善効果が見込めると僕は考えている。会社には無駄な会議や無駄な仕事が山ほどある。時間を強制的に区切ることで、これらの無駄が最適化される契機になる。そもそも、1日8時間というのは冷静に考えてみるとかなり長い時間だ。これだけ時間があって足りないというのであれば、それは仕事のやり方がおかしいか、仕事の量がおかしいかのどちらかに決まっている。残業禁止はその手の歪みを適正化することになるだろう。

 

そもそも世の中の流れとして、単純な知的作業すらAIによる機械化が進もうとしているのだから、仕事の時間が短くならないというのはおかしいだろう。長時間労働の撲滅」を目指す署名活動は極めてまっとうな活動で、賛同しない理由はない。会社員にはもう「長時間労働をする自由」なんて必要ない。定時になったら家に帰る――そういう極めてあたりまえの生活を、取り戻そうではないか。

 

www.change.org

 

定時帰宅。~「働きやすさ」を自分でつくる仕事術~

定時帰宅。~「働きやすさ」を自分でつくる仕事術~