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脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

ブラック自慢、残業自慢はみっともない

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日本人の中には、なぜかブラック自慢残業自慢が好きな人がいる。そういう人に、「毎日、定時に帰れない」と嘆いたりすると、「俺は毎日終電だ。甘えるな」と逆に怒られてしまったりする。ワタミの女性社員が160時間を超える残業で自殺に追い込まれた事件の際にも、「俺は200時間残業をしたことがある。まだまだ甘い」とか、「このぐらいで騒ぐな」的な発言をTwitterなどに投稿している人をたまに見かけた。

 

基本的に、会社がブラックであるとか、残業が多いというのは、相対値で議論すべきことではない。みんなが残業を100時間しているからと言って、その状態が正常な状態ということにはならないはずだ。周囲と同じだったら、異常な状態も特に異常とは感じない、というのは日本人の悪い性質だと僕は思う。

 

そもそも、人間は一人一人違っている。得意なことも、苦手なことも人それぞれだし、残業に対する耐性だって当然個人差がある。ある人は月に100時間ぐらい残業してもなんとも思わないかもしれないが、他のある人は月20時間の残業でも精神的・肉体的苦痛を感じるかもしれない。僕が大切だと思うのは、自分と違う弱さを持った人の立場を尊重するということだ。「俺ができたのだから、お前もできるだろ」というのは、間違っている。自分が当然のように耐えられることを耐えられないという人も世の中にはいるし、そういう人に対して「甘い」とか「使えない」と言うのは、自分が狭い心の持ち主だと吹聴しているのと同じで、みっともない。

 

そういう意味で、「俺はお前よりも残業している。そのくらいで弱音を吐くのは甘い」というのは、徹頭徹尾自分目線での意見であり、従う必要なんて全然ないということが分かる。あなたが辛い、と思ったらそれはあなたにとって辛いことなのだし、あなたが耐えられない、と思ったらそれはあなたにとって耐えられないことなのだ。他人は関係ない。自分の内なる声に正直になろう。

 

また、ブラック自慢や、残業自慢をしている人の中には、「こんな状況でも耐えてる俺かっこいい」といった感じで、自分に心酔してしまっている人も多い。念のため言っておくと、日本では「徹夜した」とか「会社に寝泊まりして頑張った」という話がなぜか美談として語られることが多いが、これはプロジェクト管理の甘さと、自分の業務遂行能力の低さを暴露しているのと同じであり、かっこよくもなんともない。

 

残業自慢やブラック自慢は、したい人達だけが集まって勝手にやってもらいたいものである。 

 

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