読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

「俺はお前じゃない」は完全に正しい

スポンサーリンク

こちらを読んで。


漫画家アシスタント,これだけは絶対許されないたった1つのこと - Togetterまとめ

 

ここでは絶対口にしてはいけない言葉として「俺はお前じゃない」というセリフが挙げられているが、果たしてこれって本当に言ってはいけない言葉なのだろうか。

 

僕の友人で一時期パワハラ上司に悩まされていた人がいるのだけど、その友人はよく上司から「俺ができたんだからお前もできるだろ」と恫喝されて困っていた。業務に対する知識量や年齢差などを無視して、ただこの論理によって仕事をポイと丸投げされ続けた友人は、よく「俺はお前じゃない」という愚痴を連発していた。元記事を読んでいると、この友人のことを思い出さずにはいられなかった。

 

元記事では「漫画のアシスタントと普通の企業を一緒にするな。」とあるけど、この主張はちょっとヘンだ。クリエイター倫理や徒弟制の文脈でこういう主張をするのであればまだスジが通らないでもないが(正直それでもいかがなものかと思うのだけど)、この漫画家は「俺はお前じゃない」と言ってはいけない理由・漫画家にキレてはいけない理由を「金をもらって働いていること」に求めている。つまり、雇用契約を結ぶ上での倫理として「金をもらっている以上雇用主にできないと言うべきではないし、キレてもいけない」と言っているに過ぎず、これだけでは漫画家と一般企業を分けて語る理由が示されていない。「お給料をもらっている以上は……」を枕詞にして理不尽なことを強要するのはブラック企業パワハラ上司のお家芸であり、結局は元記事もその点を「漫画家という職業で」言っているにすぎない。

 

この「俺はお前じゃない」という主張は、主張としては完全に正しい。僕は、この言葉は「言ってはいけない言葉」なのではなく「言わせてはいけない言葉」なのだと思う。何か仕事を任せた結果、相手に「俺はお前じゃない」と言わせてしまったら、それは仕事の振り方に問題があるということだ。反省するべきは仕事を振られたほうではなく、振るほうなのではないだろうか。

 

実際、人に仕事を振るのは難しい。仕事を振る相手は自分ではなく他人なので、きちんと説明しないと伝わらないし、相手のスキル等も考慮する必要がある。たしかに、雑に振っても思い通りの仕事をしてくれる人はいるけど、そういう人に頼り続けるのは仕事のやり方として微妙だし、そういう人材は限られているからスケールアウトは不可能だ。相手が空気を読んで自分と同じように動いてくれないことを全部相手のせいにするのは簡単だが、それを続けると結局は自分が苦しむことになると思う。

 

伝え方が9割

伝え方が9割