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脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

内定辞退に難航する会社はろくな会社ではない

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どこまで本当かわからないが、内定辞退についてのこんなニュースが話題になっている。

 

椅子に座らされ、1時間にわたって罵詈雑言…泣くに泣けない「内定辞退」の現実
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130114/biz13011407010000-n1.htm

 

リンク先の記事は、人事が学生に「おまえのせいで、育成計画が狂ったんだぞ。どうしてくれるんだ!?」と詰め寄るところから始まっているが、そもそも一人の辞退で狂うような育成計画とは一体どんなものなのだろうか。学生は企業を複数受けてしっかりとリスクヘッジをしているのに、企業側が学生一人の入社可否に完全に依存しているのだとしたら、だいぶ間抜けな話である。

 

昔から、某証券会社では内定を辞退するとコーヒーをかけられるとかいう噂があるが、これはさすがに都市伝説の類だと思いたい。余談だが、僕の友人はこの証券会社系列の会社の内定を蹴ったが、その際に人事と話し合うことになり、事前に電話で「カツ丼と蕎麦どっちがいい?」と質問され、この噂を思い出して戦々恐々としたらしい。だが、実際には昼ごはんを奢ってもらった上(カツ丼か蕎麦かとはこのこと)、辞退を快諾してくれたそうである。ある程度の規模がある会社では、内定受諾者に明確な嫌がらせをするのは風評被害のリスクを考えると、さすがにありえないと思う。「まともな」会社であれば、会社単位で内定受諾者にプレッシャーをかけて内定をとどまらせるといった戦略をとるのはおかしい。基本的には、この手の事件は現場の採用担当人事の暴走によって起きていると思われる。

 

内定辞退者に対しての違法な恫喝や嫌がらせが起きる原因の一端は、内定辞退者が出た場合に、それが直ちに採用担当人事の責任にされてしまうような社内の評価態勢にあると僕は考えている。現在の新卒採用のシステム下では、一定数の内定辞退者が出ることは避けられない。この点で、過度に採用担当の人事を責めてもしかたがないのだが、内定辞退者が出るとその学生の担当だった人事が必要以上に詰められるという会社も多いという。このようなプレッシャーの下で人事が暴走した結果、冒頭で挙げた記事のような学生に対する嫌がらせに至ったという見方もできる。

 

学生がすんなり内定辞退できない会社は、基本的には何らかの問題を抱えている会社である。ブラック企業の特徴のうちの1つに「辞めさせてくれない」というものがあるが、内定を辞退させてくれないというのもほぼこれと同じと考えられる。そんな会社に入社しても、まともな労働環境で仕事をすることは間違いなく不可能だ。そのような場合には、何としても内定辞退を貫かなければならない。

 

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