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脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

「誰と」働くかは仕事内容以上に重要だ

仕事観
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会社に属するということは、規模はともかく組織に属するということである。個人事業主とは違って、会社員は誰かと協働して仕事を行う。一人で完結できるような仕事もあることにはあると思うが、原則は同僚や上司といった人たちと、お互いに協力しながら仕事を進めていく必要がある。

 

そして、この「一緒に働く人」は、基本的には自分で選ぶことができない。僕は、これが会社員の最大の弱点だと思っている。運良くうまくやっていける人と一緒になれればよいが、苦手なタイプの人と仕事をすることになると、非常に辛い。

 

僕は、この「誰と」働くかは、仕事の内容以上に重要だと思っている。ちょうど自分が興味ある内容で、仕事自体は楽しんでできるものであったとしても、嫌いな人間と一緒に仕事をするのは辛いものだ。一方で、あまり興味がもてない仕事であっても、仲の良いチームで行えば、楽しく仕事をこなせる場合も少なくない。仕事内容は、実際の仕事を構成する要素のうちの三分の一ぐらいでしかないと思う。「誰と」仕事をするかはものすごく重要だ。

 

これは、ちょうど飲み会と同じだと思っている。飲み会は字面ではお酒を飲む会であるが、美味いお酒と美味い料理だけでは、よい飲み会になるとは限らない。いくらお酒と料理が美味しくても、一緒に飲む人が自分と気の合わない人だったら、その飲み会は楽しくはならない。一方で、料理は今ひとつ、酒も薄くて水みたいだったとしても、一緒に飲む人が自分と気が合う人だったら、その飲み会は楽しくなりうる。このように、飲み会の構成要素のうち「人間」が占める割合は大きい。そして、僕は仕事もこれと同じだと思っている。

 

そういう意味で、会社員には必ず「気の合わない人と仕事をする羽目になる」という一定のリスクが伴う。よって、一生会社員としてやっていこうと思っているのならば、「誰とでもそこそこうまくやっていく」というスキルは重要になる。もっとも、このスキルを身につけるのは決して簡単ではない。人間誰しも好き嫌いはあるので、多くの人はそんなスキルを身につけることはなく、お互いにストレスを感じながら、なんとか我慢して仕事をしている。

 

この点、起業家は最強だ。一緒に働く仲間は自分で選ぶことができる。「誰とでもうまくやっていく」ようなスキルは、起業家の必須スキルではない。僕も、経営者時代には、そういった人間関係では悩んだことはない。やはり、一緒に働ける人が選べるというのは大きい。

 

別に僕は「全員に起業しろ」と言いたいわけではない。ただ、会社員であったとしても、もっと一緒に働ける人は選べてもよいのではないかと思う。たとえば、就職前に自分の配属先くらいわかってもよいのではないだろうか。一緒に働く人たちがどういう人たちかわかった上で、入社するか入社しないかを決められるのであれば、ミスマッチはだいぶ減ると思うのだが。

 

あるいは、気の合わない人とは、一緒に働かない権利も認められてよいはずだ。お互い苦手だという気持ちを抱きながら一緒に仕事をし続けるくらいだったら、それぞれ別々なところで働いたほうが双方にとっても、組織にとってもプラスだろう。そんな風に、会社組織が「人間関係的に最適な」チーム配置になるような工夫があってもよいと思う。

 

嫌な人と一緒に働かないこと、それが実現しただけでも、職場環境は大きく改善されるはずである。

 

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