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脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

会社員はもう二度と大学生にはなれないのか

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桜の季節が近いということで、大学の新入生に対して、大学生活の送り方についてアドバイスをする記事が盛んに書かれている(かくいう僕も、1ヶ月くらい前に働きたくない僕が考えた最良の学生生活プランという記事を書いた)。

 

大学新入生にアドバイス
http://anond.hatelabo.jp/20130309133408
「空白の4年間」を過ごした真面目系クズ大学生から後輩への提案
http://anond.hatelabo.jp/20130310122711

 

大学生活の過ごし方についての僕の意見はこのエントリの通りなので、これらの記事について逐一いいとか悪いとか言うつもりはない。ただ、こうやって色んな人の大学生活の送り方についてのアドバイス記事を読んでいると、「みんな多かれ少なかれ、大学時代にあれをやっておけばよかった」というものがあるんだなぁ、ということを感じる。

 

こういった「大学時代にあれをやっておけばよかった」という話には、「もう自分は大学生にはなれない」という前提があると思う。でも、よく考えてみるとこの前提は絶対ではない。会社員になった後も、学費を工面すれば大学生になることは可能だ。大学生活のやり直しは、実はやろうと思えばできるのである。

 

もちろん、これが現実的かという話は別だ。実際、日本にはこれを妨げるものがいくつもある。まず、会社員を経て一度大学に戻ったとして、その後また会社員に戻るのが簡単ではない。日本の新卒採用では大学で勉強した経験をほとんど重要視しないし、それ以前に年齢が高い人を企業は新卒で採用したがらない。会社員が会社を辞めて大学で学び直すのは、高校生が大学に進学するのに比べて、かなりの覚悟が必要なのが現状だ。

 

このように、大学→会社が事実上不可逆になっている現状を、維持する意味は正直あまり無いと僕は思う。会社員になってから、勉強の重要性を再認識したという話もよく聞くし、実際に仕事をすることで、深く勉強してみたいという分野が明らかになることもある。問題意識を持った状態で、大学で勉強をすることは漫然と大学生活を送るのに比べればはるかに意味があると思うので、こういった人たちの希望は、ある程度叶えられたほうがよいのではないだろうか。

 

学部を2回繰り返すのが微妙なのであれば、せめて会社を経由してから大学院に入ることぐらいは、もっと一般的になってよいはずだ。社会人博士のような働きながら博士を取得するという話は今でもあるが、それに限らず、会社員をやってから修士課程を経て、また会社員に戻るといったような道が、普通にあってもよいのではないかと僕は思っている。今や終身雇用は崩壊寸前であるから、人生のフェイズでいつ学び、いつ働くかということも、ある程度は個人の自由に任されてよいはずだ。

 

もちろん、これを実現するのは決して簡単なことではない。実現のためには、変わらなければならないことは多々ある。例えば、企業側は採用の際に、大学での経験を職歴と同じように扱う姿勢を持たなければならないし、また、大学側も、大学での教育が企業側に職歴同等の価値があると思われるだけの、価値ある教育を施す必要がある。今のような新卒一括採用も、そのまま維持していくわけにはいかないだろう。これは、一朝一夕で実現できるような話ではない。

 

それでも僕は自分の価値判断として、「会社員も、また大学に戻ることが出来る」社会のほうがよい社会だと思っている。人はいくつになっても学べるのだから、いくつになっても、学校に通ってよいはずだ。そして、これが実現した暁には、僕もまた大学に通いたいと思っている。

 

夢はいつか実現できる―社会人の大学・大学院への挑戦

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