2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧
先日参加した会社の飲み会で、オーストラリア出身の方と話す機会があったので、ちょっとこの問題について聞いてみることにした。予想通りの答えなのだけど、直接聞くと「あぁ、やっぱりそうだよねぇ」と思わずにはいられない。以下に、一問一答形式で話した…
「市民による通報義務」と聞くと相互監視社会の鬱屈とした空気を想像せずにはいられない。
『生命保険のカラクリ』を先日読み終わったが、予想をはるかに上回る良書だったのでここで紹介したいと思う。
「みんなで頑張ろう」という狂った空気が一度形成されてしまうと、それを一人の力で打ち破るのはかなり難しくなる。
自主制作アニメが素晴らしかったので簡単にご紹介。東京藝術大学大学院映像研究科の学生さんによる作品。
「頑張れない」というのも、やはり究極的にはその人の個性なのだろう、と今では思う。
「アリとキリギリス」の寓話に見られるように、アリといえば「働き者」というのが一般的なイメージである。しかし、最近の研究では、必ずしもアリは働き者ばかりというわけではなく、ほとんど働くことなく一生を終えるアリもいるということが分かってきたの…
先週書いた風紀は規則があるから乱れるというエントリでは特に区別せずに適当に「規則」という言葉を使ってしまったのだけど、僕は規則は2つに分けることができると思っている。「合意のある規則」と「合意のない規則」だ。
結局、朝型と夜型の人が一緒に働こうと思うのであれば、何より必要なものは、お互いの配慮ということになる。
僕は、一貫して夜型である。朝起きるのはとても辛い。特に、冬場はものすごく辛い。大学生の時は、そういった事情で一限の講義に出るのは不可能だった。今でも、午前中はあまり意識がはっきりしない。
「将来の夢」を小学生あたりに書けと言うと、基本的には「◯◯になりたい」という形での答えが返ってくると思う。別に小学生に限らず、大学生やあるいは大人であっても、将来の夢や目標について語る時は、基本的には「◯◯になりたい」「◯◯をやりたい」といった…
入学時期変更の話といい、この推薦入学の話といい、最近何かとアグレッシブな施策を打ち出してくる東京大学だが、これに関しては正直変な方向に行こうとしているのではないだろうかと思わずにはいられない。
今日は、このBCGマトリクスを、職業選択に引き直したものを考えてみたのでちょっと紹介したい。題して、「職業選択マトリクス」である。といっても、これも大した話ではない。可処分所得と可処分時間の関係について、一般的によく言われていることを図にした…
僕は自分の価値判断として、「会社員も、また大学に戻ることが出来る」社会のほうがよい社会だと思っている。人はいくつになっても学べるのだから、いくつになっても、学校に通ってよいはずだ。そして、これが実現した暁には、僕もまた大学に通いたいと思っ…
仮に、新しいビジネスアイディアをあなたが思いついたとしよう。これを実現しようと思った場合、あなたが勤め人であるならば、選択肢は2つある。(1)会社で、そのアイディアを実現する(2)会社の外で、そのアイディアを実現する
そういえば、僕は文系学問と理系学問について、両方ともそれなりに勉強したことがある。そこで今日は、双方を勉強して僕が感じた「理系と文系の違い」について書いてみようと思う。
僕は「若いうちはとにかく仕事。プライベートなんていらん」という暴論を押し付けてくる人が心から嫌いだが、この人たちが論拠にしている「仕事にがむしゃらに取り組むことで、能力が向上できる」という主張自体は、別に嘘ではないと思っている。しかし、が…
成長というのは、基本的には手段であるはずだ。例えば、大学に受かりたいと思ったとする。でも、そのためには学力が足りない。だから、一生懸命勉強して、それこそ「成長」して、大学に受かるだけの学力を手に入れる。こんなふうに、最初に何か成し遂げたい…
今日書きたいのは、「人は、別に苦しまなくても成長できる」という話だ。「成長」を謳うベンチャー企業などは、「仕事は辛いことも多いです。でもその分、大きく成長できます」ということを言ったりする。こういう話を聞いていると、「成長」は苦しんだ先に…
基本的に小さな会社が行うインターンは99%が搾取系だと思ってよい。小さな会社にインターンを教育するような体力があるわけがなく、インターンとして採用された学生は間違いなく「勉強」ではなく「仕事」をさせられることになる。 「仕事」をするのであれば…
僕はもともと、地方の出身である。大学は東京に出てきたけれど、生まれてから高校までは、ずっと田舎で生活してきた。今でこそ東京の生活に完全に馴染んで、都会での生活が当たり前になりつつあるが、今までの人生の割合で考えれば、田舎生活のほうがまだ長…
天王寺区の例に関して言えば、そもそもデザイナー募集の目的は、デザインのクオリティ向上にあったはずである。この場合、クオリティこそが妥協できない要素なわけであるから、やはり十分な報酬を払うことで仕事をしてもらったほうが双方にとってよかったの…
このブログではいわゆる「やりがい搾取」については度々書いていて、企業側が賃金ではなく「やりがい」をエサに与えることで、不当に安く労働者を酷使しようとする状況に批判的な立場を取ってきた。
労働経済学の世界には、夫の収入と妻の就業率の関係を示した「ダグラス・有沢の法則」という法則がある。「夫の収入が高いと、妻が働く率は低くなる」という内容のものだが、最近はこの法則が成り立たなくなってきている、という興味深い記事を読んだ。