脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

仕事観

「プロフェッショナル」とは何なのか

「プロフェッショナル」にも色んな捉え方がありうるわけで、相手がどういう意味で「プロ意識」という言葉を使っているのかは、一度考えてみたほうがよい。そして、多くの場合「プロ意識」を持ちだした説教はインチキだ。「プロ意識」の名のもとに、会社への…

天気のいい日は会社なんか行かずに散歩に行きたい

最近は寒い日が続いていたが、今日は一転して気温が高く、なかなか気持ちのよい土曜日である。こういう日に、散歩に出るとなかなか楽しい。僕が大学時代からしつこく住み続けている文京区は散歩の名所で、たとえば谷根千のあたりは下町っぽい街並みで歩いて…

「精神的脱社畜」と「経済的脱社畜」

今日は、僕の考える「脱社畜」について簡単に書いてみたい。僕は、「脱社畜」には二段階あると思っている。「精神的脱社畜」と「経済的脱社畜」だ。第一段階の「精神的脱社畜」についてだが、これは会社を絶対視しない考え方を身につけることだ。第二段階で…

経営者として、社員の「採用」について考える

僕の採用に対する考え方は非常にシンプルで、一言で言うなら、「基本的には雇わない」ということになる。

新卒=コストと思うなら、はじめから新卒なんて雇うなよ

そんなに短期的に利益を生み出さないのがイヤだったら、最初から新卒なんて雇わなければいいのである。雇っておいて「コストだ、コストだ」と罵るのは、矛盾しているとすら思える。

日本の会社員のやる気が低いのは当然だ

世界各国で社員のやる気を調査したところ、日本人は31%と最下位だったそうである。どうしてこんなにダントツでやる気が低いのだろうか、という考察に記事は進んでいくが、僕はむしろ、31%もやる気がある人がいることに驚いた。やはり、社畜の国は違うなと思…

「誰と」働くかは仕事内容以上に重要だ

僕は、この「誰と」働くかは、仕事の内容以上に重要だと思っている。ちょうど自分が興味ある内容で、仕事自体は楽しんでできるものであったとしても、嫌いな人間と一緒に仕事をするのは辛いものだ。一方で、あまり興味がもてない仕事であっても、仲の良いチ…

なぜ、業務と無関係なブラック研修が行われるのか:5つの仮説

日本の会社では、業務とは無関係な研修が行われることがある。例えば、以下に挙げたものは、今までネット界隈を賑わせた「業務に直接役に立ちそうには到底思えない」研修の数々である。こういった研修は、会社がやるものというよりは軍隊がやるものといった…

「Googleが掲げる10の事実」に見るよい経営理念のつくりかた

ある程度の大きさの会社には必ず社訓や社是が存在するし、中にはそれが社員を導くものとして、うまく機能している例もあるだろう。例えば、僕がよいと思うものに、Googleの社是(正しくは、Googleが掲げる10の事実)がある。

会社勤めをしている人が、会社勤めをしていない人より偉いわけではない

会社勤めをしている人が、会社勤めをしていない人よりも偉いということは絶対にない。もちろん、これには逆もあって、会社勤めをしていない人が、会社勤めをしている人よりも偉いということもない。要は、これは「生き方」の問題であって、どちらのほうが立…

社員に「ストレス耐性」を求めるのは人道に反する

社員を採用する際に、求める能力として「ストレス耐性」を掲げる会社も少なくない。酷い場合になるとこのストレス耐性を見ると称してとんでもない圧迫面接が行われることもある。 僕は、この「ストレス耐性」というものを仕事の適性として挙げてくる会社はど…

アルバイトじゃなくても大事にしたい、時給という指標

学生時代のアルバイトではなく、会社に正社員として就職し働くようになると、「時給」という考え方をあまりしないようになる。労働形態が裁量労働制だったりすると、もう自分の仕事が時給何円か、なんてことに意識はほとんど回らない。とにかく、目の前の仕…

職場体験よりも先に、学校で教えるべき「仕事」のこと

小学校や中学校には、職場体験というものがある。僕も、中学生の時に行った職場体験はそれなりに記憶に残っており、確かNHKに行ってアナウンサーの真似事のようなことをやらされたような気がする。田舎の中学生だったので、テレビ局の中に入れたのは結構楽し…

給与・待遇に比例しない責任がなぜ正当化されるのか

数日前に話題になった、ヨーカ堂の「正社員半減」に関するニュースを読んでいたら、そのあまりにも酷い中身に腹が立ってきた。

連休明けの憂鬱回避に「リハビリ半休制度」の導入を提唱する

今日は、三連休明けの火曜日である。三連休は嬉しいが、その分終わった時の絶望は大きい。今日、会社に行くのが億劫で億劫で仕方がなかったという人も多いことだろうと思う。僕もそんな人間の一人である。心なしか、今日の通勤電車は、いつもより苦しそうな…

アルバイトに「クリスマスケーキ」の販売ノルマを課すという狂気

この時期になると、基本的に商業施設はクリスマス一色になる。街のいたるところにクリスマスツリーが出現し、ケーキ屋はもちろんのこと、スーパーやコンビニでもクリスマスケーキが売られ始める。今日、書きたいと思っているのは、このコンビニにおけるクリ…

「現実的ではない」の一言で法を軽々しく飛び越える人たち

Q&Aサイトの教えて!gooに、こんな残念な質問が掲載されていたことを昨日見つけた。 一般職が有給休暇取りすぎて困っています。 http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7814694.html 質問者の考え方が間違っている、という話はこのブログの過去記事をいくつか並べる…

働きたくないという気持ちから逃げちゃダメだ。

今日は天気もよくないし、選挙特番を見て夜更かしをしてしまった後の月曜日だということもあって、今年最大に近いくらい「働きたくない」という気持ちが高まっている。「働きたくない」という気持ちはもともと常にあるのだけど、たまにとんでもないビッグウ…

従業員目線と経営者目線の両方を求められる日本の職場

東京大学の中原淳先生のブログにあった以下の記事が、少し前に話題になっていた。 仕事を振ると「なぜですか?」と問われる : 「意味や理由」を求める若い世代!? にイラつく理由 http://www.nakahara-lab.net/blog/2012/11/post_1902.html

「仕事」による健康被害をもっと深刻に受け止めよう

煙草の害が、クローズアップされるようになってだいぶ経つ。喫煙可能な場所はどんどん少なくなり、煙草が深刻な健康被害をもたらすことは、もはや常識となった。煙草を吸うのと吸わないのとで、寿命には3.5年ほどの開きがあるなんて恐ろしい話もある。

なぜ日本の風邪薬は、無理することが前提になっているのだろうか

風邪の季節である。街を歩けば、マスクをしている人を見かける。電車やテレビで、風邪薬のCMを見にする機会も、とても多くなった。 テレビCMにせよ、電車の車内広告にせよ、僕が昔から日本の風邪薬で「酷い」と思っているのは、どの風邪薬も「無理すること」…

怒鳴る上司に、怖い先輩――「恐怖」で人を動かそうとする人たち

もう21世紀になって10年以上が経つが、会社という組織では未だに「恐怖政治」が横行しているようである。後輩や部下に仕事をさせるために、怒鳴ったり、脅したりする上司や先輩が、あなたの周りにもいないだろうか。「いない」と断言できる人は、仲間に恵ま…

忙しいのが好きな人は仕事ができない

世の中には、不思議なことに「忙しいのが好き」という人がいる。スケジュール過密の中、バリバリと仕事をこなす自分に、言ってしまえば心酔している。「仕事が好き」という人の半分ぐらいは、この「忙しいのが好き」タイプだと僕は思う。

App Storeのレビューに、日本のモンスター消費者の片鱗を見る

日本のApp Storeのレビューが酷いという話は有名である。例えば、これはとある無料のニュースアプリのレビューだ。

働くこと=社会貢献なのか

このブログは、働くことや仕事をすることを絶対視しないというスタンスだが、これについて、以前ご意見をいただいたことがある。それは「生きている以上は、働いて社会貢献をするのが当然だ」というものだ。

「社会人なら体調管理はできて当然」とか簡単に言うな

11月も、もうすぐ終わりである。気温もだいぶ低くなり、今年も風邪が蔓延する季節が到来しようとしている。このブログを読んでいるみなさんも、どうか風邪には気をつけて欲しいと思う。万が一引いてしまった時は、無理をせずに体を休めて欲しい。

「やりたいこと」ではなく、「やりたくないこと」を考える

親が大富豪であるとか、配偶者が自分を養ってくれるなどの特殊事情が無い限り、基本的に人は働いて、お金を稼がなければならない。つまり、職業を選択しなくてはならない。多くの人は、大学を卒業する段階になって、この現実に直面し、自分の「やりたいこと…

今日は勤労感謝の日なので、「労働」の本質について考えてみた

今日、11月23日は勤労感謝の日である。勤労感謝の日は、国民の祝日に関する法律によると、勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日なのだそうである。この制定趣旨の通りに、勤労を尊んだり、生産を祝ったり、国民たがいに感謝するかはともか…

完成のない「無限クオリティ」の仕事とどう向き合うか

世の中には色んな仕事があるが、その中には仕事の完成がはっきりしているものと、そうでないものとがある。

人を責めるのではなく、システムを変えよう

会社の新入社員や若手社員が、何か仕事上のミスを犯したとする。書類の書き方を間違ったとか、メールを送る宛先を間違ったとか、内容はまぁなんでもよい。そんな時、あなたが仮にこのミスを犯した社員の上司や先輩だったとしたら、どのように対処をするだろ…