脱社畜ブログ

仕事観・就職活動・起業についての内容を中心に、他にも色々と日々考えていることを書き連ねていきます。

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

セルフブランディングに潜む危険性

ただ、僕は安易に「セルフブランディング」に手を出そうとしている人には、「ちょっと待て」と言いたいと思っている。セルフブランディングには、大きな危険性が潜んでいる。それは、「セルフブランディングは基本的には不可逆的行為であり、一度変なイブラ…

「社畜度診断」を作ってみました

ある日の夜、なぜか目が冴えてしまって全く眠れなかったので、「社畜の分類」という作業に没頭していたことがある。「社畜」という言葉はよく使われるが、実際には社畜にも色んなタイプがあると僕は思う。以前、「ゾンビ型社畜」というひとつの社畜類型につ…

業績のよい、成長中の会社を就職先に選んでしまうという罠

就職活動の際に、会社四季報などで受ける企業の業績を必死に調べている人がたまにいる。中には、有価証券報告書のようなIR資料を読み込んで、学生というよりは投資家のような行動を取っている人までいる。

「精神的脱社畜」と「経済的脱社畜」

今日は、僕の考える「脱社畜」について簡単に書いてみたい。僕は、「脱社畜」には二段階あると思っている。「精神的脱社畜」と「経済的脱社畜」だ。第一段階の「精神的脱社畜」についてだが、これは会社を絶対視しない考え方を身につけることだ。第二段階で…

「とりあえず出してみる」というたった1つの賢いやり方

ヒットを作るための「ヨミ」に時間をかけるのはあまり賢い方法ではない。これを踏まえた上で、僕が思うヒットを作るための賢いやり方は、「とりあえず出してみる」という方法だ。そして、「ヨミ」に使うはずだった時間や労力を、新たなサービス作りに充当す…

経営者として、社員の「採用」について考える

僕の採用に対する考え方は非常にシンプルで、一言で言うなら、「基本的には雇わない」ということになる。

ビジネスの基本は「模倣」である

世の中に存在する会社の大多数、特に中小企業の事業に「独創性」はない。むしろ「人と違うこと」をして利益を上げている会社のほうが、実際には少数だったりする。

経済合理的に行動することが、なぜ批難されなければならないのか

埼玉県の公立学校教員110名が、退職手当減額の前にかけこみ退職を希望しているそうである。そのうち30名は学級担任のようで、埼玉県知事はこれについて「2か月も残して辞めるのは無責任のそしりを受けてもやむを得ない」と批難しているとのことだ。僕が同じ…

新卒=コストと思うなら、はじめから新卒なんて雇うなよ

そんなに短期的に利益を生み出さないのがイヤだったら、最初から新卒なんて雇わなければいいのである。雇っておいて「コストだ、コストだ」と罵るのは、矛盾しているとすら思える。

金の話をしない経営者を信用するな

僕は、金の話をしない経営者を信用すべきではないと思っている。企業を経営するという行為の第一の目的は経済的利益を生みだすことであり、それができない企業は倒産するしかない。「金儲け」の話から過度に目を背けようとしたり、ましてやワタミのように「…

Androidアプリの「残業メーター」を触ってみた

このアプリはいわゆる勤怠管理アプリである。立ち上げるごとに、脱力系キャラが毎回変なセリフを吐くので、なかなか面白い。デザインはともかく、使い勝手は悪くないような印象を受けた。勤怠管理アプリは、とにかく使い勝手が大事だ。そういう意味では、十…

誰にも必要とされなくたって、人間は生きていて構わない

昨日の夜、ぼーっとtwitterのタイムラインを眺めていると、情熱大陸に作家の田中慎弥さんが出ているという話が流れてきた。普段はほとんどテレビを見ないが、田中さんには強い興味を持っていたので、僕は慌ててテレビをつけた。

「金を儲けよう」と真剣に考えれば、儲からなくても勉強にはなる

真剣に「金を儲けよう」と考えれば上で挙げられている情報収集や意思決定、数字のセンス、大局観などはやはり必要になり、挑戦の過程で少しずつ身に着けていくことができる。

僕が海外脱出を画策しない理由

「日本の労働環境は酷い」という話をしていると、「もう、こんな国は見限って海外に脱出しよう」という話がセットでついてくる場合がある。今はもう閉鎖してしまったが、かつて日本の労働観批判で一世を風靡した「ニートの海外就職日記」の海外ニートさんな…

これから世界を変えるのに必要なのは「勤勉」ではなく「怠惰」だ

これからは「勤勉」よりも「怠惰」が重要になってくる、と僕自身は思っている。僕が「怠惰」を重要視するのは、それが効率化やイノベーションの源泉になりうると信じているからだ。

日本の会社員のやる気が低いのは当然だ

世界各国で社員のやる気を調査したところ、日本人は31%と最下位だったそうである。どうしてこんなにダントツでやる気が低いのだろうか、という考察に記事は進んでいくが、僕はむしろ、31%もやる気がある人がいることに驚いた。やはり、社畜の国は違うなと思…

「誰と」働くかは仕事内容以上に重要だ

僕は、この「誰と」働くかは、仕事の内容以上に重要だと思っている。ちょうど自分が興味ある内容で、仕事自体は楽しんでできるものであったとしても、嫌いな人間と一緒に仕事をするのは辛いものだ。一方で、あまり興味がもてない仕事であっても、仲の良いチ…

『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』:ブラック企業は「社会問題」である

このように、ブラック企業によって「個人」が害されるという話は頻繁に耳にするが、さらにこれを一歩先に進めて、ブラック企業の「社会的な害」にまで踏み込んで書かれているのが、今日紹介する『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』(今野晴貴)だ。

内定辞退に難航する会社はろくな会社ではない

学生がすんなり内定辞退できない会社は、基本的には何らかの問題を抱えている会社である。ブラック企業の特徴のうちの1つに「辞めさせてくれない」というものがあるが、内定を辞退させてくれないというのもほぼこれと同じと考えられる。そんな会社に入社し…

土曜日に授業をしても、学力は向上しない

僕は生来の怠け者で、週休二日制でも耐えがたいので「週休三日制」を強く支持しているのだが(詳しくはこちらを参照)、学校教育の世界ではむしろこれに逆行する形の、「週6日制」なんてものの検討が始まったそうである。

「体罰」に教育的な効果はない

大阪市立桜宮高校バスケットボール部の男子高校生が、体罰を苦に自殺するという非常に残念な事件が起きた。このことがきっかけで、ネット上では「体罰」について様々な意見が飛び交っている。内容は体罰を完全否定するもの、基本的には否定するものの体罰が…

なぜ、業務と無関係なブラック研修が行われるのか:5つの仮説

日本の会社では、業務とは無関係な研修が行われることがある。例えば、以下に挙げたものは、今までネット界隈を賑わせた「業務に直接役に立ちそうには到底思えない」研修の数々である。こういった研修は、会社がやるものというよりは軍隊がやるものといった…

「Googleが掲げる10の事実」に見るよい経営理念のつくりかた

ある程度の大きさの会社には必ず社訓や社是が存在するし、中にはそれが社員を導くものとして、うまく機能している例もあるだろう。例えば、僕がよいと思うものに、Googleの社是(正しくは、Googleが掲げる10の事実)がある。

会社勤めをしている人が、会社勤めをしていない人より偉いわけではない

会社勤めをしている人が、会社勤めをしていない人よりも偉いということは絶対にない。もちろん、これには逆もあって、会社勤めをしていない人が、会社勤めをしている人よりも偉いということもない。要は、これは「生き方」の問題であって、どちらのほうが立…

業務効率を改善すれば、本当に定時に帰宅できるのか

残業は嫌なものである。たとえ残業代が出たとしても、なるべくなら僕はしたくない。サービス残業なんて論外である。定時に帰宅できれば平日でも自分のための時間が作れるし、寝る時間も増えて健康にもよい。

社員に「ストレス耐性」を求めるのは人道に反する

社員を採用する際に、求める能力として「ストレス耐性」を掲げる会社も少なくない。酷い場合になるとこのストレス耐性を見ると称してとんでもない圧迫面接が行われることもある。 僕は、この「ストレス耐性」というものを仕事の適性として挙げてくる会社はど…

「コミュニケーション能力」と十把一絡げに捉えることの弊害

就職活動において、企業が学生に求める能力の定番に、「コミュニケーション能力」がある。経団連の実施した「新卒採用(2012年4月入社対象)に関するアンケート調査結果」によると、企業が採用選考時に重視する要素の第1位は 、9 年連続で「コミュニケーシ…

「誰得」としか言いようがないマクドナルドの「ENJOY!60秒サービス」

何かと話題になっていたマクドナルドのENJOY!60秒サービスだが、やはり無理があったのではないか、という声がネットの各所で上がっているようである。

アルバイトじゃなくても大事にしたい、時給という指標

学生時代のアルバイトではなく、会社に正社員として就職し働くようになると、「時給」という考え方をあまりしないようになる。労働形態が裁量労働制だったりすると、もう自分の仕事が時給何円か、なんてことに意識はほとんど回らない。とにかく、目の前の仕…

橋下徹の「民間だったら当たり前」は「民間のブラック企業だったら当たり前」

橋下市長の言うところの、「変な音楽」がどんなふうに変なのかは、僕は聞いたことがないのでよくわからないのだが、仮にそれが本当に変な音楽だとするならば、流すのを止めたり他の音楽に変えるというのは理解できる。しかし、止めたかわりに意識改革スロー…